玉狛の引きこもり。 (ページ7)

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黒トリガー争奪戦〈最終〉ページ7

じゅんじゅんをとことらちゃんを囮にして , オレらは照準を合わせる。位置的に挟むように。

佐鳥〈美影ちゃ～ん ? 俺はちょっと電柱邪魔だから三輪先輩を狙うけど大丈夫 ?〉

《おっけぇ～ ♪ オレは猫目くんねぇ , 腕まるごと吹っ飛ばせばいいよねぇ。》

佐鳥〈美影ちゃん怖ぇ …… 。〉

2人が確実に油断した瞬間 , 確実にじゅんじゅんたちを取れると思った瞬間 , オレたちは引き金を引いた。

『どーん !!』ﾊﾞｧﾝｯ !!!

銃声音が辺りに響き渡る。オレが威力を強くしすぎたのか , じゅんじゅんたちがいる公園は砂煙が舞っていた。

しばらくして砂煙が晴れると , 見事に2人の腕は落ちていた。

佐鳥〈美影ちゃん威力強ぇ … 。こっわぁ … 。〉

相手の戦闘に使うトリオンがほぼ切れているだろう。ゆったり屋根の上を飛びながら公園へと向かう。

腕が吹っ飛んでいる2人を見て , なんともおかしく笑ってしまった。

『あははｯ！！！猫目くんもしゅーくんも成長したんだねぇ … !! オレさえいなければ勝ててたかもｯ？』

出水｢美影てめぇ … !!! 久々に会ったかと思えば笑いやがって … !!」ﾜﾅﾜﾅ

『あれぇ ? もしかしてオレに会えなくて寂しかったとか ? 猫目くんは面白いねぇ～ !! コロコロ表情が変わってほんとに猫みたい !! あれ ? しゅーくんやけに静かだね ? どーかしたの～ ?』

三輪｢… ぜ … 。｣

『んぇ ? オレの飛び抜けて優れた耳でも聞き取れないよ～ ? 声枯れちゃった ? のど飴いる ? 』

散々おちょくりながら声をかける。猫目くんは悔しそうに伸びを始めているが , しゅーくんは御託を並べ始めた。急に冷めたような目を向ける。それにすら気づかずしゅーくんは話し続ける。

三輪｢近界民を甘く見ている , 迅は , いつか必ず痛い目を見る。そしてその時にはもう手遅r｣

カチャリと , アイビスをしゅーくんの頭に向ける。ようやくオレがつまんなそうな顔してるのに気づいたらしい。猫目くんたちは少々不安そうにこっちを見ている。

『御託はいらない。しゅーくん , 心底面白くないよ。近界民を甘く見ている … ? キミが悠一の何を知っているの … ?

あんまり巫山戯たこと言ってたら～、すぐに首が落ちるよ。』

心底冷えた声を出した。しゅーくんはあくまで謝らず , ただ悔しそうにしているだけだった。

こうして , オレとゆーくんの契約は終了した。

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