玉狛の引きこもり。 (ページ6)

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黒トリガー争奪戦③ ページ6

迅｢美影 , お前はもう嵐山たちのほうに行っていいぞ。好きなようにやれ。｣

『りょーかい ♪ じゃあねぇ～わかくんたち～。』ﾌﾘﾌﾘ

手を軽く振りながら , じゅんじゅんたちに通信を繋げる。

《あ～ , あ～ , こちら無道～ , じゅんじゅんたちに加勢するよ～。》

嵐山〈美影 !! 助かる , こっちへ来てくれ , 出水との火兵戦には美影の力が必要だ。〉

《りょーかい ♪ 猫目くんは成長してるかなｯ !!》

早くも屋根の上につくが , 丁度猫目くんたちは隠れてしまった所だ。

近くのマンションから , ことらちゃんと槍を持った人が出てきた。槍の人はことらちゃんのスコーピオンが刺さってる。捨て身で猫目くんに攻撃させる気か。猫目くんはとっきーが何とかしてくれるか。

『アイビス』

アイビスを出すと , オレはスナイパーの音のする方向へとスコープを向けた。堂々頭を出してくれてる。

狙いが定まった瞬間引き金を引いた。見事に相手の頭を貫通。 … 若干遅かったらしい。

スナイパーが狙っていた方角から2筋の光が見えた。1つは槍の人 , もう1つは … 。

時枝〈すみません嵐山さん , 先に落ちます。〉

とっきーだった。間に合わなかったかあ … 。

これで４対２。そしてオレがいる限り負けない。だって負けるなんて契約に無いんだもん。負けるなんてもの , オレの中には存在しない。

嵐山〈美影 , 助かった。俺たち2人は足が死んでいる。賢と協力して出水と三輪を撃ってくれ。〉

《無道りょーかい , ことりくん , ヘマしたら斬り伏せるよ～？》

佐鳥〈ひょえｯｯｯ !!! 絶対ミスらないよ～ !!〉

間抜けなことりくんの声が通信にひびき , 最終戦闘への火蓋は切られた。