初代最悪の呪詛師、転生する【呪術廻戦】

【没集】名前は呼んでも良い例のあの人 ページ47

「初めまして、乙骨憂太です」

『キミが噂の。倉橋Aだ、一応キミの後輩にあたる』


傑の腕を斬り飛ばしたとか、五条先生の遠縁だとか、特級から4級に転落して3ヶ月でまた特級になったとか。

とりあえず噂の多い乙骨憂太と対面した。
伏黒恵君曰く唯一手放しで尊敬できる先輩らしい。


「ねえ、倉橋さん。……夏油傑――って知ってたりする？」

『苗字はやめてくれ給え。敬語も要らない。第一私も使ってない……というか使えないからな。

で、夏油傑？ 資料くらいは見たことあるけど何だ？』

「真希さんと同じことを言うんだね。……知らないなら良いんだ。ちょっと気配を感じたから」


……お前もか乙骨憂太！ 五条先生と言いなんで幽霊の気配を気取るかな、普通術師には分からないはずなんだが？？？？

傑をちらと見やれば幽霊なのに冷汗をかいていた。幽霊なのに。幽霊なのに！！


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乙骨先輩は気付くんだろうなあ……と思って。まあ因縁の相手ですしリカちゃん居るし。

【平安の敬語はある意味機械的でね】の箇所で軽く触れているのですが、今の夏油傑は百鬼夜行関係者(特に東京校2年ズ)に気まずさを抱いています。

そりゃ冷汗もかく。幽霊だけど。

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