呪術師と陰陽師 ページ4
さて、歴史上にて「呪術師」の表記をされる人物が居る。誰だと思う?
――唐突だって? 私に言わないでくれたまえ。で、正解は蘆屋道満ね。
この作品では呪術師と陰陽師をしっかり分けている。どう分けてるかはまだ話してないが、まあ分けてるんだ。
それで、これらを分けようと思ったきっかけがこの「蘆屋道満」に当たる。
元々蘆屋道満をモチーフ(既に原型が無い気もするが)にしようと決めて色々調べてたら陰陽師と呪術師が表記上分かれていたらしい。
以下、なんとかペディアより抜粋。
道摩法師(どうまほうし)は、平安時代の呪術師、非官人の陰陽師。生没年不詳。一般的には、蘆屋道満(あしやどうまん)あるいは芦屋道満(あしやどうまん)として知られるが(後略)
元々陰陽師と退魔師の違いを作者は雑学として持っていたらしい。学者的な職業が陰陽師で退魔師は……架空の職業と言うのが早いか。
陰陽師は歴史上存在して退魔師は存在しないんだよね。
というわけで、このあたりの表記から本作では呪術師と陰陽師、退魔師を明確に区別することになった。
正確に言うと陰陽師と呪術師を政府的な組織、退魔師を非政府の個人的な職業という分け方なんだが。
この分け方だと冥を退魔師と扱うことになるから退魔師についてもう少し話しておこうか。
退魔師の第一条件として霊体と呪霊、双方を区別できることが上げられる。つまり最低限両方見えなきゃダメなんだよね。
正直妖魔の類って対処法さえ知ってれば一般的でも祓魔できたりするからさ。鬼とかの霊気が混じってるやつは別ね。
……で。ちょっと触れたけど妖魔らには鬼や口裂け女みたいに霊気や呪いが混じってるヤツらがいる。というか多い。
霊と呪霊に必要な対応は違うんだ。
そういうのに会った時、祓うなり独自のコネクションを使って陰陽師や呪術師に連絡を取るなりするのが退魔師。
だから冥は退魔師じゃないんだ。霊視ができないからね。
ちなみに今世での私の母上は退魔師だったりするんだけど、その辺はまた霊力と呪力、妖力の違いに触れてからまたゆっくりと。
……本編で触れてないから言っておくが私の身内は普通に生きているし仕事をしてるからな。
14人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月野 | 作成日時:2022年8月9日 21時