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「はい、お茶いれたよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「そんなに堅くならないでよ。
前は慶ちゃん！って寄ってきてくれたのに。
敬語もやめよ！」
着替えを取りに行って、ちゃんと服を来た祐也と交えて、慶ちゃんが淹れてくれたお茶でまったりとお喋りしている。
「そうだよ〜。ここがお家だと思って。」
確かに、家の中でも敬語ってなんか疲れるかも。
だんだんと、昔の感じも思い出してきたしね。
「じゃあ、そうする。
そういえば、タカくんとシゲくんは？」
「ん？もうすぐ仕事から帰ってくるはずだけど…ほら、言ってるそばから。」
玄関が開く音がすると、ただいま、という2つの声が聞こえてきた。
「ただいま。え？コレA？」
見た瞬間に、コレ扱いされた。
うーん…面影的に、タカくんの方か？
「そうだよ。大きくなっててビックリしちゃった。」
「そりゃ、大きくなるだろ。
最後に会ったの、もう10年以上も前なんだから。」
慶ちゃんに呆れたように返すのは、消去法でいくとシゲくんか。
ところで、この時間に仕事を終えて帰ってくるって、なんの仕事をしてるんだろ？
「ねー、タカくんとシゲくんって、なんの仕事してるの？
夜勤がある仕事なんでしょ？」
「医者。ついでにいうと、慶にぃも。
と言っても、俺は産婦人科、タカにぃは消化器内科、慶にぃは呼吸器内科で、科は違うけどね。
祐也も医学生だよ。今５年。」
…医者…だと…？
「あれ？固まってる。Aちゃん、いまだにお医者さん苦手なの？」
慶ちゃんは笑いながら言ってるけど、私には笑い事ではない。
「なつかしー！
そういえば昔、病院に行くのが嫌で、泣きながら家に逃げてきたよね。」
おい、金髪。なぜ覚えてる。
「あ！あと、伯父さんと亜美ちゃんは？」
話題を変えたくて、姿が見えない伯父さんと亜美ちゃんについて訊いてみる。
「あれ？聞いてないの？
2年前から仕事で海外にいってるよ。」
「聞いてない聞いてない！」
え？！じゃあ何？！私は医者と医者の卵に囲まれて暮らすの？！
こうして、5人での生活がスタートした。
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はるあ(プロフ) - 今後の更新も良かったらしてもらえたらとても嬉しいです^ - ^作品凄く面白いです！ (2018年9月4日 12時) (
レス) id: 6620f45835 (このIDを非表示/違反報告)
名無し94291号(プロフ) - 毎回毎回楽しみにしてます！ (2018年3月22日 21時) (レス) id: 6620f45835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2018年3月7日 22時
