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「おまたせ。
何男二人でイチャイチャしてんの？」
スポーツドリンクが入ったコップを持って、こっちに戻ってきた小山さんが、増田さんにキスを迫る手越さんを見て苦笑いしている。
「手越まで酔ってる。キス魔発動して。
これ、どーぞ。」
「…ありがとうございます。」
「Aさん、飲めそう？」
さっき戻したおかげで、いくらか吐き気は収まった。
それに、これを飲めなきゃ確実に病院ルートだ。
成亮さんが体を支えて、少し起こしてくれる。
皆さんの前たと思うと恥ずかしさがあるけど、今はそれを気にしてる余裕もない。
「手越の分も、持ってこようか？」
「祐也は氷水でいいよ。」
「それ、まっすーが言うんだ。
別に、ストックいっぱいあるから遠慮するなよ。」
「遠慮してる訳じゃないって。
スポドリぶっかけたら、ベタベタになって大変だろ？」
…ぶっかける想定だったのか。
増田さんは時々、真顔で怖いことを言う。
「あ、なるほど。
床濡れるから、風呂場でやってきて。」
そして、成亮さんが悪ノリしてるところを見れるのは、大抵がこのメンバーでいるときだ。
いつも大人ぶってる成亮さんだから、時々見れるこういうところにキュンとする。
「ちょと！俺の対応酷くない？！
昔はそっちからキスしよって言ってきたクセに！」
「いつの話だよ！
幼児同士でやるヤツじゃん！」
増田さんに、そんな可愛い時期があったとは…
動画で見たい。
「大丈夫？騒がしくない？」
面白いなーって思って2人のやり取りを見てると、成亮さんがそっと聞いてくれた。
「だいじょーぶ。こっちの方が楽しい。」
「そっか。小山、ちょっとAさん見てて。」
「うん。」
騒いでる二人を親みたいな目で見守っていた小山さんが、成亮さんと入れ替わるようにソファの前の床に座った。
「さっきより顔色いいね。」
「はい。ご迷惑おかけして、すみません。」
改めて小山さんに謝ると、聞こえていたのか手越さんが反応してこっちを向いた。
「あれ？Aちゃんまた謝ってる。
謝ってばっかりだね。別に、気にすることないのに。」
「でも…」
「考え方によっちゃ、このメンバーで飲んでる時にこうなって良かったんじゃない？
外で飲んでてつぶれちゃったら大変だよ？
女の子なんだし。」
「出た。手越のプラス思考。」
「祐也の言うとおりだよ。
体調悪くなっても、診てくれる人いるんだから。
ほら、戻ってきた。」
増田さんの視線の先に目を向けると、不穏な物を持った成亮さんが立っていた。
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ぱる - いつも楽しく読ませていただいています！リクエストなのですが、主人公ちゃんが高熱が出てしまって、辛くて成亮くんに伝えようと思うけど、成亮くんが忙しくて主人公ちゃんが言えなくて、成亮くんが家にいない時に家の中で倒れちゃうようなお話が読みたいです！ (2019年9月14日 18時) (
レス) id: d682aba4cc (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - このお話大好きです！！何度も読み返してます^ ^更新楽しみにしています！ (2019年8月29日 4時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
さくら - このお話とても好きです(*^^*)更新楽しみにしています！大変だと思いますが無理せず頑張ってください！ (2019年6月2日 10時) (レス) id: 6473092b8f (このIDを非表示/違反報告)
なや - 更新待ってます (2019年4月7日 9時) (レス) id: 370aedeca5 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 加藤さんが優しくてとても楽しく読めました。また優しい加藤さんのお話待ってます。 (2019年3月13日 18時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2018年9月28日 22時
