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side増田
「今日のLHRは.文化祭実行委員を決めたいと思いまーす。」
もうそんな季節か。
くだらねぇ。
どうせ、一部の意識高い系がキャッキャと盛り上がるだけだろ？
俺には関係ねぇ。
一瞬上げた顔を、また机にくっつける。
「やりたい人ー」
「えー。うちら、今年受験じゃん？
そんなことしてるヒマないし。
この学校の文化祭、無駄に派手だから、実行委員とかちょー大変じゃん？
1年2年ならいいけど、3年でこれはキツいって。」
そんなものに時間を割いてられない、なんて口々に不満を言ってやがる。
なんか意外。やりたい奴いないんだ。
そういう俺も、やりたくない奴の一人だけど。
「みんながやりたがらないことも想定内で、実は俺が布陣を組んできた。」
どうせ学級委員とかその辺のマジメちゃんに押し付けるんだろ？
ごしゅーしょーさま。
「黒板に注目！」
はぁ？！なんで俺の名前なんだよ！！
「じゃ、よろしくな。」
勝手によろしくしてんじゃねーよ！
ｶﾞﾝｯ
「勝手に決めてんじゃねーぞ。」
教室中の視線が俺に集まる。
ジロジロ見てんじゃねーよ。
キレて机を蹴り立ちあがったものの、ただの脅しとは思えない、山下の「後悔するぞ」の言葉に、舌打ちしながらも席に座り直した。
「放課後、相談室に集合な。」
かったるい。その一言につきる。
同じく実行委員にされた奴のうち2人は、他人に興味がない俺でも知っているレベルの有名人。
俺も人のこと言えないけど。
小山、手越に関してはよく知らないが、加藤って奴は何故か筆談で、橘は耳が聞こえないらしい。
どんな人選だよ、ったく。
「じゃ、仲良く協力して頑張れよ。」
仲良く、なんてガキじゃねーんだから。
俺はもう誰ともツルまないって決めたんだ。
フラッシュバックしたあの日のことを振りきるように首を振り、また机に突っ伏した。
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momo(プロフ) - これから、どこに発展していくのかめっちゃ気になります！お話の更新待ってます！ (2021年9月19日 9時) (
レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
新世 - すごく面白いです！書いて会話するのがじれったくてドキドキしました!!シゲがどうしたのか続きが気になります。頑張ってくださいね！ (2017年11月7日 8時) (レス) id: ad8532904c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2017年9月11日 20時
