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リン「ですが、何故夢の中で上杉さんと会えたのでしょうか？」
桜「恐らく、私とリンさんの波長が合うのかもしれないですね(微笑)」
リン「そうですね///」
再び、桜の微笑みに顔を赤く染めるリン。
お互いに打ち明けたようで自然と頬が緩む。
桜「さて、渋谷さんが戻って来る前にやれることはやりましょうか。リンさん、何か私に出来ることはありますか？」
リン「………そうですね、では、貴女は休んでいてください、それが仕事です」
桜「ん〜、じゃあもう一度旧校舎探索してき…」
リン「そこの箱をお願いします、左腕で」
桜「了解です！」
桜が旧校舎探索にもう一度行こうとした所をリンが止め、お手伝いを桜に頼む。
桜とリンは必要な道具を運び始め、時折他愛のない話を少しだけ交えながら、ナルを待っていた。
暁「(桜が楽しそうなら良いことだが、あまり無理をしないでもらいたいのぅ。怪我をしているのだから…)」
桜を心配そうに見守る暁であった。
必要な道具を運び終えた桜とリンは旧校舎内のとある教室にベースを作り、一休みしていた。
桜はリンと話をしてわかったことがあった。
ナルとリンは『渋谷サイキック・リサーチ』の人たちで、ナルが所長、リンが調査員(もといメカニック)ということである。
現在、二人は世間話を楽しそうにしている。
桜「そんなに渋谷さんの性格は酷いんですか？」
リン「ええ、自己中心的、と言えばいいでしょうか」
桜「成る程。おまけにあのビジュアルだから、どっちかというと、"天上天下唯我独尊"ですね」
リン・暁「「ぶふっ」」
ポーカーフェイスなリンと暁が吹き出す。
暁「(流石、桜やのぅ。的確な表現じゃ)」
桜「どうしたんですか？」
リン「いっいえ……ただ、あまりにも的を得ているなと」
ナル「ほお、一体何が的を得ているんだ？リン」
リン「！！？？((滝汗))」
桜「あ、お帰りなさい、渋谷君……あれ？谷山さん？」
ある意味良いタイミングで戻ってきたナルと、今朝旧校舎にいた女の子、谷山麻衣がいた。
麻衣「あっ！上杉先輩！怪我をさせてしまい、すみませんでした！怪我は大丈夫でしたか？」
桜「うん。大丈夫だったよ」
麻衣「良かった。(上杉先輩に怪我をさせてしまったことをミチルたちに言ったら、凄い剣幕で絶対に謝罪しなさいって言われた。物凄く怖かったなぁ;;)」
麻衣は教室での出来事を思い出し、冷や汗を流して若干青ざめていた。
暁「良くないわ！この戯け者が！！」
続く (更新停止中)
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作者名：カンナ | 作成日時：2016年7月31日 19時
