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そこからはあの日の事が忘れられず、何かパッとしない日々を過ごしていた
気がつけば、8月15日
花火大会当日になっていた――
待ち合わせの時間の2時間前になると私は借りた浴衣の着付けを母に手伝ってもらい
髪は編み込みにして、ハーフアップにした
そして、少し化粧をして、下駄を履くと、待ち合わせ場所の公園に向かった
周りをキョロキョロと見渡すが、まだ謙杜の姿は無い
私はベンチに座って謙杜の事を待った
(謙杜まさか寝坊したりしてないよね……)
そんな事を考えながらボーッとしていると、後ろから肩をトントンと叩かれた
『わ、びっくりした、』
振り向くとそこには見慣れた茶髪の男の子が居た
大橋「驚いた？浴衣似合ってるで！誰かと花火大会の待ち合わせ中かぁ？｣
『大橋先輩！はい、今謙杜待ってて』
大橋｢おぉ！謙杜とか！……｣
大橋先輩はニヤニヤと怪しい笑みを浮かべた
『な、なんですか…？』
大橋｢いやぁ、青春やなって思って！｣
『別にそんなんじゃ…！ていうか、大橋先輩も花火大会来るんですか？』
大橋｢そやで！花火楽しみやなっ！｣
大橋先輩はクシャッと笑った
『なんか、大橋先輩の笑顔、素敵ですよね』
大橋｢なんやっ、急に褒めんでや、｣
大橋先輩は頬を真っ赤に染めていた
大橋｢じ、じゃあな！俺友達待たせてるかもしれんから！Aちゃんも女の子なんやから気ぃつけや！｣
『あっはい！』
手をヒラヒラと振り大橋先輩の遠ざかっていく背中を眺めた
長尾｢天然タラシ。｣
『えっ謙杜っ！？見てたの？てか、タラシじゃないし！！』
長尾｢はぁ、自覚しろよ？そんなんやから俺も…｣
『ん？なんて？』
長尾｢何もない、ほら、行くで。｣
謙杜は私の手を掴んで私を立たせてくれた
『う、うん！』
私は急いで手を引っ込めて歩き出した
長尾「照れてんの？可愛いとこあるやん」
『うっさい！バカッ！』
私がそう言うと謙杜はクスッと笑って私の隣を歩いた
それからは屋台を回ったり、ゲームをしたりして楽しかった
『ねぇ、もうすぐ始まるみたいだよ！』
私はスマホで時刻を確認して言った
すると、謙杜は
長尾｢楽しみやな｣
と微笑んだ
『うん！』
2人で空を見上げるとドーンという音と共に夜空に大きな花が咲いた
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優衣 - プレイボーイな大西さん、かっこいい😍続きがめっちゃ楽しみです✨ (9月29日 17時) (
レス) @page16 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
てぃあら(プロフ) - 明美さん» コメントありがとうございます🙇♀️お褒め頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！💪 (2022年4月4日 2時) (レス) id: e3f83351a7 (このIDを非表示/違反報告)
明美 - めちゃくちゃ面白いです！こんな大西さんも悪くない。更新楽しみにしてます！！！ (2022年4月3日 10時) (レス) id: eaa7c87414 (このIDを非表示/違反報告)
てぃあら(プロフ) - 梅原裕さん» コメントありがとうございます🙇♀️そうなりますよね！私もこの作品書きつつ同じような反応してました（笑） (2022年4月2日 17時) (レス) @page5 id: e3f83351a7 (このIDを非表示/違反報告)
梅原裕(プロフ) - おおにしっ!!🤦♀️🤦♀️🤦♀️ (2022年3月28日 2時) (レス) @page5 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりゅうちぇ | 作成日時：2022年3月21日 16時
