2 ページ3
翌日、私は朝から夏休みの課題を出来るだけ終わらせてしまおうと思い、鞄の中にある課題をいっぺんに机の上にドスンっと乗せた
『鬼すぎる…』
ボソッとそう呟きつつ、1番面倒くさそうな読書感想文から終わらせようとした
『そういえば、まだ半分くらいしか読み終わってないんだった…』
なら、今読んでしまおうと鞄の中から小説を取り出そうとした
けれど…
『…無い。まじかぁ…学校に忘れてきた……どうしよ、』
・
・
・
『すみません、ありがとうございます。』
結局普段通学には使わない自転車で爆走して学校に小説を取りに来た
モワモワと熱気が全身を包む
『あっつ…』
早く帰って冷房ガンガンの部屋でアイスでも食べようと思い、先生から渡された鍵で教室のドアをガチャガチャと開ける
さっさと机の中から小説を取ると、窓の外からピーっという笛の音が聞こえた
窓に視線を移すとグラウンドでサッカー部が試合をやっていた
『特練かぁ…サッカー部も大変だなぁ…』
と思わず呟いてしまった
ぼーっと試合を見ていると軽く立ちくらみがした
強い大陽光を浴び続けてたからかな……
取り敢えず、帰ろう。
ドアの鍵をしっかり閉めて、鍵を返そうと職員室に戻ろうとした時だった
何やら空き教室から男女の声が聞こえた
声からして大人の先生ではなく、生徒の様
夏休み、誰も来ない空き教室に男女がふたり……
私はそこから、何かを察した
無視しようと思ったけれど、やっぱり気になってしまう
すると、足は自然とその声のする方向へと進んでいた
音を立てないようにこっそりドアを覗き込んだ
そこには……顔は見えないけど男子生徒と優等生で有名な森岡さんが居た
(も、森岡さん！？やっぱりなんか、仕事を頼まれたのがたまたま男子生徒だっただけか…)
心のどこかでホッとした気がした
その瞬間
男子生徒は机に森岡さんを押し倒した
森岡さんも満更でもない顔をしている
(えっ、嘘でしょ、、)
まさかのまさかな展開に目を凝らした___
続く……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優衣 - プレイボーイな大西さん、かっこいい😍続きがめっちゃ楽しみです✨ (9月29日 17時) (
レス) @page16 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
てぃあら(プロフ) - 明美さん» コメントありがとうございます🙇♀️お褒め頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！💪 (2022年4月4日 2時) (レス) id: e3f83351a7 (このIDを非表示/違反報告)
明美 - めちゃくちゃ面白いです！こんな大西さんも悪くない。更新楽しみにしてます！！！ (2022年4月3日 10時) (レス) id: eaa7c87414 (このIDを非表示/違反報告)
てぃあら(プロフ) - 梅原裕さん» コメントありがとうございます🙇♀️そうなりますよね！私もこの作品書きつつ同じような反応してました（笑） (2022年4月2日 17時) (レス) @page5 id: e3f83351a7 (このIDを非表示/違反報告)
梅原裕(プロフ) - おおにしっ!!🤦♀️🤦♀️🤦♀️ (2022年3月28日 2時) (レス) @page5 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふりゅうちぇ | 作成日時：2022年3月21日 16時
