にじいろWEST＿1.

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青色side

緑｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯﾋｭｯ、っ、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ｣

｢かみちゃん、吸入器は？｣

緑｢もっ、つかった…ｹﾎｯ｣

｢…｣

俺が楽屋に入ってくるや否や、怪しい咳を繰り返していたかみちゃん。


やっぱ、喘息。


緑｢っ、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯﾋｭｯ、んっ、ｹﾞﾎｯ｣

｢落ち着いて呼吸して。あ、俺の真似してや｣

スーハースーハーって、深呼吸すると、神ちゃんも頑張って呼吸を繰り返す。

｢うん。いいかんじ。｣

緑｢ん、あーがと…ｹﾎｯ｣

｢つかれた？｣

緑｢…うん｣

｢寝てていいよ｣

俺にもたれかかってくる神ちゃんに、そういうと、すぐに寝始めた。

こんな咳してたら、体力使うよな。

ｶﾞﾁｬ

赤｢おはようございまーす｣

｢おはよー｣

荷物をいつもの場所に置いたしげは、俺らの方を見てびっくりした様子。

赤｢神ちゃんどしたん！？｣

｢喘息で出んの。｣

赤｢えー…マジで｣

大丈夫かー、かみちゃーん…って心配そうに金髪を撫でるしげ。

それに反応して、うっすらと目を開く神ちゃん。

赤｢あ、起こしてもうた？｣

緑｢…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ、｣

赤｢かみちゃん、しんどいなぁ｣

緑｢…しげ、ｹﾎｯ｣

しんどそうに顔をしかめる姿にもっと心配そうに眉を八の字にする。

確かにいつも逆やもんな。

しげの看病するのが神ちゃん。みたいな。


ｶﾞﾁｬ

桃｢おはようご…神ちゃんどしたん？｣

そこまで言うたなら最後まで言って欲しかった。

｢かみちゃん、喘息結構ひどくて、ぐったり。｣

そういうと、いつものように神ちゃんには抱きつかないで、

桃｢じゃあ、今日は神ちゃんからぎゅーってしていいよ｣

とか言う。

神ちゃんは戸惑うどころか、まるで子供を見るかのように微笑んで、

緑｢ありがとう｣

って、望に抱きついた。


赤｢…｣

ちょっと、しげ。
そんな切なそうな顔せんといてや(笑)

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