にじいろFamily #6

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青色side

癒される。

緑｢えへへ｣

すんごい、癒される。

緑｢んふふ｣

　
…

橙｢なにしとん…？｣

｢えー、わからん｣


ともが、俺のこと見ながらずっと微笑んでくる。

なに、本当に天使になってきたん？
将来、完成系天使なん？

人類初のヒト科天使系なん？

緑｢りゅーう、｣

｢なぁに｣

緑｢…｣

｢…｣

緑｢えへへ｣

｢えへへ｣

橙｢うん、なにこれ｣


長いまつ毛のせいか、笑うと本当にもう、目元がとてつもない可愛さになる。

いつも、とてつもないけど。(？)


あと、えくぼな。
目の下のやつ。かわいいよな。


緑｢りゅうせいも、にこにこ｣

｢ともくんが、ずっとにこにこしてるからやで｣

緑｢とも、にこにこしてるのうれしい？｣

｢うれしいよ｣

緑｢じゃあ、ずっとにこにこしてるね｣

｢うん、そしたらずっと嬉しい｣

緑｢りゅうせいが、おしごとがんばったら、にこにこするね｣

｢それやったら、毎日仕事入ってもいいな。｣

緑｢だめだよ！｣

｢なんで？｣

緑｢…ともがさみしいから｣

｢…｣ｷｭﾝ

いま、めっちゃきゅんきゅんした。

かわいすぎるよ。かわいすぎる。

｢じゃあ、もう仕事行かない｣

緑｢だめ！｣

｢なんで？｣

緑｢りゅうがおしごといかないと、みんなたいへん！｣

｢…せやな。｣


…


橙｢あの、イチャイチャするの、よそでお願いします。｣




｢え、よそで？｣

橙｢はい。｣


照史からイチャイチャ禁止令が出た時、ドアが思い切り開かれた。

橙｢ドアは優しく開けてくださーい｣

そこにいたのは、

赤｢…ぁ、｣

今朝俺を起こした、

黄｢…えーっと｣

赤黄｢｢…かえります｣｣

｢ちょっと、待ちいや｣

赤黄｢｢っ！？｣｣

淳太くんと大毅くんじゃありませんか。


｢あのな、2人にお話があんねん｣

赤｢ない！｣

黄｢うん！ない！｣

｢あるんやって｣

黄｢ない！｣

赤｢ないよ！｣

｢…怒らへんから｣

黄｢今ちょっと間がありました！｣

赤｢あやしい！｣

｢…ないよ｣

赤｢ある！｣

もう、埒が明かないので、

｢ふたりとも、そこに正座。｣

赤｢…｣

黄｢…｣

｢もう手遅れやで。｣

どうにか逃げようとアイコンタクトをとる二人。

でも、淳太。考えて。

たぶん、アイコンタクトは、だいに通じひん。


諦めて正座する2人を眺めて、
不謹慎にも可愛いななんて思ってしまった。

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