にじいろFamily #6

天使のお遊び ページ16

紫色side

｢うわぁあああっ！なんやこれ！？おい、誰やねん！｣

赤｢きゃー！(笑)｣

｢おまえやろ！｣

赤｢いやぁああ！(笑)｣

橙｢うるさいわ！｣

今朝の目覚ましは、ちょっと独特で、止めようと思ってサイドテーブルに手を伸ばすものの止まらんかった。

橙｢はまちゃん、これアラームやないよ｣

｢あれ、｣

橙｢ごめんな、2人が朝からイチャイチャしとんねん。｣

ｶﾞﾁｬ

桃｢なにごと｣

緑｢なにごと｣

桃｢あ！まねしたやろ〜(笑)｣

緑｢えへへっ(笑)のんちゃんと、いっしょ｣

桃｢もぉー、朝から可愛すぎんねん｣

2人の叫び声のあとは、隣から来たバカップルのイチャイチャを見せつけられる。

なんやこのカオスな朝。

｢…ねむい｣

桃｢あれ、はまちゃんが柄にもなく不機嫌な顔なってきてんで｣

それもこれも、ベッドで駆け回る淳太とだいのせいやからな。

緑｢はまちゃん、おはよぉ｣

よし。今日はいい日だ。

桃｢変わり身早いなぁ｣

｢とも、今日もかわいい。｣

緑｢はまちゃん、今日もかわいい｣

｢ありがとう(笑)｣

桃｢淳太たちは何をしてるん？｣

たぶんみたとこ、

｢だいが、寝てる淳太の顔の上にゴキブリのおもちゃ乗せたんやない？｣

桃｢うわ、嫌なやつ｣

黄｢もう！あかんやろ！ゴキブリは！｣

赤｢おもちゃやもん｣

黄｢ゴキブリは、｣



黄｢ゴキブリやぁぁぁぁぁああああ！！！｣

赤｢きゃぁああ！(笑)｣

トントン

ぎゃーぎゃー騒いでいると、隣の部屋からノックが。

あ、これ、

橙｢流星、怒ってる(笑)｣

桃｢起こされると不機嫌になるからな。流星ってそういうとこあるよな｣

静かになった部屋の中、騒がしかった2人は流星に怒られる怖さを知っているのか、罪をなすり付けあっている。

黄｢だいのせいやな｣

赤｢じゅんたのほうがうるさかった｣

黄｢うん、でも、だいのせいやな。｣

赤｢ううん。じゅんた。｣

黄｢だいやって！｣

赤｢じゅんたやし！｣

黄｢はぁぁあ？なにいっとん、じぶん｣

赤｢じゅんたが、おこられるもーん｣

トントン

黄赤｢｢…｣｣

なに、アホなん。
　
さっきと同じ展開に笑いが隠せない俺と照史とのんすけ。

橙｢二人で謝りなさーい(笑)｣

｢しゃあない。流星起きちゃったから。しゃあない。(笑)｣

黄｢…許すまじ。｣

赤｢許してくれるの？｣

黄｢逆やわ、アホ。｣

赤｢あ！あきと！いま、じゅんたあほって！｣

トントン

赤(ｼｭﾝ)

黄｢はーい、いまのは、だいきくんですね｣

子供か

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