小さな背中 ページ1
青色side
朝起きた瞬間思った。
今日めっちゃ天気悪いやん。と。
大雨に雷に強風。
こんな日は決まって、
緑｢ん、ｹﾞﾎｯ｣
ともの喘息が
緑｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ、｣
暴れまわる。
緑｢ｹﾞﾎｯﾋｭｯ｣
嫌な予感。
ともの小さな背中に、大きな手が添えられた。
桃｢今日天気悪いな…｣
｢あ、望も起きとったんや｣
桃｢あれ、珍しくない？流星起きてんの？｣
｢そう。珍しいやろ。起きとるよ｣
桃｢まぁこんな天気やと、目も覚めるよな｣
｢せやな｣
緑｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯﾋｭｯ｣
｢なぁ、これさ、｣
桃｢嫌な予感。｣
やっぱり望も同じこと考えてたみたい。
｢起こす？｣
桃｢いま何時？｣
｢6:30くらい｣
桃｢7時くらいまでは寝かせてあげたいけど…｣
｢でも、結構しんどそうやない？｣
桃｢…起こすか｣
｢俺、照史起こしてくるわ｣
桃｢ありがと｣
ベッドから立ち上がって部屋を出る。
その間も地鳴りを伴う雷が鳴る。これ、結構近くで鳴っとるな。
ガチャ
｢あきとー｣
寝てる照史のお腹をぽんぽん叩いていると、
橙｢ん、なに｣
｢あ、起きた。｣
照史は目をぱちぱちすると、全てを悟った様子。
橙｢とも？｣
｢うん｣
橙｢この天気やし、しゃあないなぁ｣
｢でも、もうしんどそうやねん。寝ながら咳してる｣
橙｢あー、それしんどいな｣
2人で部屋を出てともの話をする。
時々欠伸を噛み殺すためにできる沈黙が生まれた。
｢望、どんな感じ？｣
桃｢なんか、辛そうやわ。病院行った方がいいかも。｣
緑｢ゃ、ｹﾞﾎｯ｣
橙｢もんち、おはよぉ｣
望から、ともを受け取った照史は、ともをぎゅっと抱きしめた。
橙｢熱はないな｣
緑｢あっくん、あたま、｣
橙｢頭いたい？｣
緑｢ん、｣
ともを除く3人で目を合わせて苦笑いをする。
『これは、病院行きだ』と。
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kana(プロフ) - のりぴーさん» 了解です(*´ω`*) (2021年8月24日 12時) (
レス) id: 2e189ebea0 (このIDを非表示/違反報告)
のりぴー(プロフ) - kanaさん» ありがとうございます！ かみこたのおはなしとても好きなので楽しみにしています！数年前に買ってもらったともの昔の大事な記憶なのでのんちゃんはその時のことを言われるまで忘れちゃってる感じだと嬉しいです。笑 (2021年8月22日 21時) (レス) id: ea057ee08b (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - のりぴーさん» リクエストありがとうございます！とっても素敵なお話です…(/// ^///)早めに更新できるように頑張ります!! (2021年8月17日 15時) (レス) id: 2e189ebea0 (このIDを非表示/違反報告)
のりぴー(プロフ) - 買った本人も忘れててなんでともがそんなに怒ってるのかわからず理由を聞いたら泣きながらのんちゃんが買ってくれた大事な思い出の物みたいな感動エピ見たいです！笑 (2021年8月17日 12時) (レス) id: b1332d8c7b (このIDを非表示/違反報告)
のりぴー(プロフ) - リクエストお願いします。ともが大事にしていたおもちゃを家族の誰かに壊されてしまって珍しく口も聞かないくらい怒ってしまい理由を聞いたら昔のんちゃんが忙しい時期に大事な休みで2人でお出かけした際に買ってくれた物の思い出の品というエピ見たいです。 (2021年8月17日 12時) (レス) id: b1332d8c7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kana | 作成日時：2021年5月1日 12時
