にじいろFamily #2

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桃色side

のーんちゃーん、のんちゃん！

天使の声に反応して、目が覚めた。

｢んー｣

右目だけ開けると、だいと、ともがニコニコしとった。

｢なーに？｣

体を2人の方に向けると、照史が見えた。

｢あれ、でかい｣

橙｢デカい言うな(笑)｣

体調はー？って聞かれたから、
ふつーと答える。

もう、分からんくなってきたもん。

｢だいは、それ何持ってるん？｣

赤｢ん？これはね、のんちゃんのおすくり！｣

橙｢おくすり、やけどな｣

｢で、ともは？｣

緑｢とも、おかゆ！｣

橙｢これ、ともとだいが作ってん。絶対元気になるで｣

｢え、2人が作ったん？｣

橙｢俺もちょっと手伝ったけど、ほとんど2人やで｣

｢うわ、すごいやん｣

2人をまとめて抱きしめる。

｢いつからそんな天才になったん…｣

赤｢だい、4歳やで？｣

緑｢とも、さんしゃい！｣

橙｢そゆ意味じゃない(笑)｣

｢そっかぁ、4歳と3歳か｣

かわええボケやな(笑)

とりあえず起き上がって、2人からはちみつレモン(おくすり)とお粥を受け取る。

｢ありがとー｣

2人を膝の上に乗せて、お粥をふーふーする。

｢だい、あーん｣

赤｢あーん｣

もぐもぐ美味しそうに食べとる。
えくぼ、ほんまに可愛ええなぁ？(笑)

｢おいし？｣

赤｢おいし！｣

目をぱっちり開けて、美味しいアピール。

橙｢かわええっ！｣

｢おめめクリクリかわええ｣

だいを見てると、反対側からすごい視線が。

｢…なに？(笑)｣

緑｢とも、おなか、ぐーって言ったなぁ、｣

聞こえてけえへんかったけど(笑)

｢食べる？｣

緑｢っ！うん！｣

待ってましたとばかりに、あー、と口を開けて待つとも。

あーもー、かわええ

｢はいよ｣

ふーふーしてから、あげると、

緑｢んー！｣

ほっぺに手を当てて満面の笑み。

緑｢のんちゃん、見て？ほっぺ落ちた！｣

｢落ちてへんけど、かわええ〜っっ！！｣

橙｢もんち、ほっぺ落ちたん？かわええなぁ？(笑)｣

デレデレしてる間に、お粥が冷めてまう。

｢じゃあ、俺もいただきます｣

橙｢めしあがれー｣

ふーふーしてから、1口食べると、

｢んま！｣

緑｢ほんと！？｣

赤｢やったぁ！｣

世界一美味しいおかゆでした。

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