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桃色side
｢はまちゃーん｣
自分の部屋の掃除をしてた�陲舛磴鵑棒爾鬚�けると、
クイックルワイパーを持って出てくる。
紫｢んー？｣
｢ちょっと、お願いある｣
紫｢なに？｣
｢淳太のメンタルケア｣
紫｢なんかあったん？｣
はまちゃんにざっくりと説明をする。
まぁ、最近淳太の様子がおかしかったのは気づいてたみたいだから話は早かった。
｢いけそ？｣
紫｢うん、とりあえず行ってみる｣
｢ありがとう｣
よし、次はだいやな。
ｶﾞﾁｬ
リビングに入ると、床に座ってグズグズ泣いてるだいの姿と、散乱した朝ごはん。
こういうこともあろうかと、容器は全部プラスチックに変更済み。
淳太も、スープそこまで熱くしてないと思うし。
だいのことを考えて。
｢だい、言うことあるよな？｣
赤｢ﾋｯｸ、ごめっ、なさっ、ｸﾞｽﾞｯ｣
｢うん。ちゃんと淳太に言いに行こうな。｣
今回はやばいって反省したのか、すんなりと謝ってきた。
｢だい、見て？お皿割れてないやろ？｣
赤｢んっ、ﾋｯｸ｣
｢スープも熱くなかったやろ？｣
赤｢ぅんっ、｣
｢お茶もさ、蓋ついてるから零れてないやん？｣
赤｢ﾋｯｸ、｣ｺｸ
だいにはわかって欲しい。ていうか、だいにも、わかってほしい。
淳太がだいのこと考えてくれてるんだよってことを。
｢全部、誰がやってくれたん？｣
赤｢ﾋｯｸ、じゅっ、んたっ、ｸﾞｽﾞｯ｣
｢そうやんな。だいがお皿落としても怪我せんように、ご飯食べる時は火傷しないように、そんで、よくコップ倒して照史に怒られるから、コップを倒してもこぼれないように。淳太、だいのこと、本当に本当に大切にしてるんだよ｣
これでもかってくらいの愛情が注がれてるんだよ。
気づいて欲しいな。
｢怒っちゃう時もあるよ。淳太も人間やからね。それに、だいも嫌なこと、やりたくないことして欲しくないこと、あるよね。｣
赤｢んっ、｣
｢しょうがないよ。けど、こういうことしちゃったら、淳太も傷つくんだよ｣
赤｢ﾋｯｸ、｣
｢わかるよね？だいは、優しいから、わかってくれると思ってるよ。｣
赤｢だぃっ、ﾋｯｸ、じゅ、たにっ、ｸﾞｽﾞｯごめんね、っする、｣
｢そうしよっか。｣
とりあえず、床の掃除をして、だいの足も拭いて、洗い物も済ませる。
そういえば、淳太なんも食べてなかったよな。
そう思っておにぎりを作っておく。
俺があれやって、これやって、ってしてる間も、だいは泣きながら俺にぎゅーっと抱きついていた。
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作者名：kana | 作成日時：2024年1月8日 12時
