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彼のこと ページ1

Your side

無言で近づいてくる重岡さん。

目にはいつものキリッとしたかっこよさはなくて
ただただまっすぐ私を見つめる色っぽさだけ。

そして、止まる。

今度はゆっくりと顔が近づく。

「…まって」

赤「?」

「…」

それを止めて、私から唇を近づけて、



緑「あああああ!カットカット!!!」

赤「えー、かみちゃん、今からやねんけど」

緑「ほんま、途中から何やってんねやろって思っとったけど、このシーンはAでやったらあかんやろ!?」

赤「いいやんべつに!」

紫「しげちゃん、ないわー」

桃「さいっていやな」

WESTのメンバー総出で責められる重岡さん。

いま、私たちが何をしていたかと言うと、来週から始まる蟹を食べるドラマの撮影の練習らしい。

ときは10分遡って…

「照史くん、これって作ったことありますか?」

橙「ん?どれどれ?」

桃「あ!照史がAのこと!」

グッと顔を近づけた照史くんを指さして声を上げたのんちゃん。

それにともくんがえげつないスピードで反応する。

緑「照史?」

橙「ちゃうちゃうちゃう!ちゃうって!」

桃「あれ?ちゃうの?」

橙「ちゃうわ!料理見てただけ!笑」

あほか!ってのんちゃんをバシバシ叩く。

ともくんはほっとしたように、また重岡さんと話し始めた。

黄「なに見てんの?」

「これです!この料理、ともくん好きそうだから作ってみようかなって思って…」

そう言うと、照史くんと淳太くんはにやにやしながら私を見つめる。

「…なんですか?」

黄「いーや?べつに?」

橙「なんか、なぁー?」

「…」

青「ラブラブやな」

「ぇ、」

黄「おい流星」

橙「なんでお前言うねん」

突然言われた事実に戸惑いながら、顔が赤く染っていくのが分かる。

黄「ちょっと待って笑」

橙「ん?あ、笑」

そんな私を見て爆笑するおふたり。

「ちょ、やめてください!」

黄「反応かわいい笑」

橙「もんちとラブラブとかちゃんと自覚してんねや」

照史くんのその言葉に全力で首を横に振る。

だって恥ずかしすぎる…

桃「のんちゃんともラブラブする?」

そしてどさくさに紛れてラブラブを交渉してくるのんちゃん。

緑「のんちゃーん、変なこと言ったらしばくで」

桃「…」

それをともくんが脅してのんちゃんがしゅんとするくだり。

紫「あ、Aちゃん、」

「はい?」

紫「前髪、崩れてんで」

直していい?って言って手ぐしで私の前髪を整えてくれるはまちゃん。

緑「はまちゃん!近い!」

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作者名:kana | 作成日時:2022年7月10日 9時

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