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青side
はぁ…やってもうたわ
緑「りゅうせ？ため息つくと、幸せ逃げる！」
「はは、せやな」
大毅の気持ちは、痛いほどにわかる。
のはずやのになんであんなこと言ってもうたんやろ
赤『ともは、我慢せんでもええってことなん…？』
赤『ともの方が好きなんや…』
なんで、あんなこと言わせてもうたんやろ
黄「りゅーせい」
ふと、頭上から声が降ってきた。
見上げると…
黄「どうしたん？なんか、大毅めっちゃ泣いとるけど」
青「淳太…」
黄「え？なに、どしたん」
淳太の笑った顔とか声とか全部が優しく思えて涙が目にたまる。
青「俺、やってもうた…」
黄「…とも預かろうか？」
青「でも、」
黄「流星、大毅のとこ行ってやり。とも、2人で遊んでような？」
緑「りゅうせっ、だいじょーう？」
青「おん、ありがとな」
黄「なんかあったら呼んでな」
青「ん、」
俺は、ともを淳太に預けてさっきの部屋に戻った
ガチャ
赤「っ、りゅうせい」
青「…」
赤「ごめんなさいっ、だい、お兄ちゃんやから、ちゃんとせなっ、」
もう、ほんま俺なにやっとんねん。
こんなん言わせたかったわけやないのに
「ちゃう、ちゃうよ」
大毅を抱き寄せると、ぎゅっと抱きついてきた。
「ごめんな、ちゃうねん。ちゃんと話そうや」
赤「っ、りゅうせい、俺のことも信じてやっ」
大毅の言葉が心に刺さって涙が溢れ出した。
「ごめん、」
しばらくして、俺はさっきと違って、ゆっくり大毅と話を始めた。
「お兄ちゃんっていうのはな、弟の憧れやねん。やからな、大毅には優しい子でいて欲しいねん｣
赤「うん」
「そしたらな、ともも、優しい子になんねん。」
赤「…ともは、もう優しい子やで、？」
「それは、大毅が優しいからやな。」
赤「んふふっ、だい、いい子？」
「おん。十分すぎるほど。」
赤「じゃあ、もっとええ子になる！」
「…ええ。それ以上はええで。」
赤「…？」
「間違っとった。我慢すればええ子なんて俺が間違っとったんや。大毅は我慢せんでええ。ただ、優しくおって欲しいねん。」
赤「うん、」
「大毅、大好きやで？」
赤「っ、俺もっ、だいもっすき、ｸﾞｽﾞｯ」
抱きついて泣きじゃくる大毅の頭を優しく撫でる。
赤「流星に嫌われたかと思って、めっちゃ泣いてしもうた…」
ヘラっと笑った大毅が愛おしくて、つい頬が緩んだ。
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作者名：kana | 作成日時：2021年1月11日 23時
