長男からの超難問【鬼滅の刃】

問8 ページ9

我妻善逸side



昨日、炭治郎はまた女子に呼び出されたらしく俺は伊之助と二人で帰っていた、

女子に何回と告白される炭治郎だけど一回も彼女が出来たことがないらしい。


それは炭治郎がぜーんぶ告白を断るから。



「(好きな人とか居ないのかよ)」



そして朝になって吐き気がした。




昨日呼び出してきたのは俺の幼馴染みで



想いの人の



______Aだった。




しかも炭治郎はAの告白を受け入れて2人は晴れて付き合っていると言うのだ。



(名前():アイツ)は面食いだから半ば諦めていた。



俺みたいな折れた大根みたいな顔してるやつのことを好きになるわけがなかったから。


でも諦めきれてなかったんだ。




ちょうど校門の奥で炭治郎がAを見つけた時はドキリと胸がなった。

急に意識してしまって炭治郎にこの“匂い”を騙すのに必死だった。




「た、炭治郎、行ってきなよ。“彼女”でしょ？」



すると炭治郎は単純に笑って走っていった。

炭治郎がいなくなったらつい気が抜けてヘロヘロ、と倒れ込みそうになった。


伊之助には無駄に心配されるし。



「付き合ってるんだなぁ…」



前のふたりを見ているとそう感じてきてしまった。


でもどこか炭治郎が推しすぎている部分もある。


炭治郎がベタ惚れ？


まさかの？
普通Aがベタベタ惚れているだろ。




「(……Aが誰かにベタ惚れよりかは良いか。)」









俺はちゃんと見えていた。

炭治郎の耳もAの耳も同じくらい真っ赤になっていたこと。

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