初恋は…。3

93rd。 ページ14

事の発端は数十分前。

先「それじゃあ文化祭で何するか決めるぞー。」

まぁいろいろと案は出したわけですよ。

でもなんかイマイチ、ピンとこなくて。

そしたらにっしーが。

隆「コスプレ喫茶やろー！」
先「おぉ！それいいな！」

これを言ったらみんなが賛成しちゃって。

まぁほかのよりこれでいいか、みたいな感じになったんだけど…。

ここからだよ！問題は！

どうせ裏方するし、誰がコスプレするかなんて興味がなかった。

そしたらさ。

先「誰がコスプレするんだー？」
隆「はいはい、提案！女子は決めてる！」
先「おぉ！西島。誰だ。」
隆「えーと、亜胡と実彩子と千晃！」
貴「は？」
実「え？」
千「ん？」

聞き間違いか？

実彩子と千晃と亜胡…。

亜胡…。

私だ！

てかなんで⁉︎

先「おー！いいな！」
貴「いや、ちょっと待って！にっしーなに言ってんの！」
実「そうだよ！」
隆「え、嫌だったか？」
貴「裏方するつもりだったし。」
隆「いいじゃん！亜胡のコスプレ見たいんだもん！」
貴「はぁ？」

なに言ってんの。

似合わないのに着たって無駄だよー。

千「じゃあそのかわり、にっしー、真司郎、直也、秀太、だっちゃんもしてね。」

いやいや千晃さん。

何を言ってらっしゃるの。

もうそれやること前提じゃんかぁ！

隆「えー。」
千「ならやらない。」
隆「んー。」
千「亜胡のコスプレ、見たくないの？」
隆「見たい！やる！」

早い。

そんなに見たい意味がわからない。

こうして結局やることになった。

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