承太郎達と合流その2 ページ16
承太郎達は階段をあがる。
俺はそれを隠れて数メートル後にいる。
やっべ、いつ話しかけるかな。
「止まって、右前方に何かいる」
右前方を見ると、泣いている女がいた。
黒髪の女性だ。
うむ、イける。
黒髪の女性は結構好みよ？俺。
どうやら黒髪の人はDIOの餌にされそうになっているらしい。
俺は笑いそうになってしまった。
俺は仕事熱心なんだぜ？ターゲットの情報は調べれるだけ調べる。
やつはカリスマ……やつの餌になる女性達はみな進んで餌となるのだ。
だから拒む奴がいるはずがない。
………それと。
「裏返るのなら、右手と左手も変えるんだな」
……そう、アイツの手……普通の人間の女だったらあんな手じゃあない。
あのヌケサクが。
「それと……後ろに誰かいるのは分かってるぞ
そろそろ姿を現したらどうだい」
花京院君は振り返る。
え、バレてたの……。
「あはは……バレてたぁ？」
「A君ッ！？何故……」
「君たちを探してたんだぜ？ただちょーっと話しかけるタイミングを逃しちまってねェ…
それと、そこのヌケサクは再起不能にした方がいいのか？」
「いや、案内させよう」
「おっ……お前ら……俺をヌケサクと呼んだな〜〜〜〜ッ！？」
ヌケサクは勢いよく飛びかかってくる。
どうやらやつは吸血鬼になってしまっているらしい。
吐き気がする。今すぐ再起不能…いや、ぶちのめしたい。
おっと、職業病っていうなよな。
そうこうしてるあいだに、あれっ、承太郎さん？何実験……いや、試してるんですか。アンタ。
ヌケサクは、勢いよく吹っ飛んでいく。
「わぁお、いいぶっ飛び具合だ。一般人なら死んでいるぜ」
「…なるほど、確かに不死身だ。だがいくら吸血鬼だろうとお前を細切れにできるんだからな。
そのせんのプロもいるからな。
大人しくDIOの部屋に案内しな。」
「わかりましたァッ……でも…1つ…聞いていいですか……？」
「なんだ」
「なんで私のあだ名が………ヌケサクってわかったんですかァ………？」
「………やれやれだぜ」
DIOの部屋に向かう道中【ジョセフ視点】→←承太郎達と合流その1
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作者名：小松 | 作成日時：2019年9月2日 18時
