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私が紫耀くんにあったのは、2年前の春。
1年生の頃。
当時は、みんなに笑顔振りまいてた紫耀くんが大嫌いやった。
関わりたく無かったから、怪我しても絶対に保健室には行かなかったのに。
目を開ければ、鼻につく臭い。
もしかして…。
「あ、起きた？」
と声が聞こえ横を見るとドアップの平野紫耀先生。
「……うわっ」
「田辺さんやんな？
これに書いてもらっていい？」
「あ、はい。」
そう言って、平野先生から紙とボールペンを受け取る。
紙に名前と学年を書く。
それを覗いてくる平野先生。
うぅ……ちっか
「へぇ〜、Aちゃんって言うんか〜」
笑顔を私に向ける先生。
この笑顔で何人を落としてきたんやろう。
「先生…あの、私ってなんでココに…」
「あ〜！！
そう！貧血と睡眠不足で倒れたんやって」
…この、先生大丈夫なん？
生徒に聞かれるまで、なんでここにいるのか伝えへんって。
「もう、行っていいですか？」
「ダメダメ、もうちょっと休みや」
最悪……。
この先生といたくないのに。
「ハハッ、おれと居るんそんな嫌？」
「……え？」
「顔に出てるで」
「ほらほら、こっちおいで」って言いながら、ベッドを立たされ、保健室のソファに座らされた。
「これ、美味しいから食べてみい？」
そう言って出されたのは、コーヒーと濡れおかき。
……待って、この人味覚おかしいんちゃう？
濡れおかきってお茶と食べるやつじゃないん？
「お茶の方がいい？」
「あ、いや大丈夫です……」
ちょっといやだけど、思い切って濡れおかきを食べてコーヒーを飲む。
「どう？美味しいやろ？」
目の前に座る平野先生がニコニコで聞く。
「……案外、美味しい…。」
「やろ？」
コーヒーと濡れおかき美味しいし、
案外、平野先生って悪い人じゃないんかもしれへん。
顔も廉以上に整ってるし。
鼻高いし、ぱっちりな二重で。
「ん？どしたん？」
「あ、いえ……」
見すぎた。
平野先生のこと見すぎた。
恥ずかしい…。
平野先生と話してるとチャイムがなった。
「また来ます！」
「ハハッ、おいで」
これが紫耀くんとの出会い。
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めろ(プロフ) - このお話好きです！番外編も長いバージョンみたいです！ (2016年10月29日 9時) (
レス) id: b9ea3e1f15 (このIDを非表示/違反報告)
な - 凄いでな って言ってるところとかの で の部分は全て ねん だと思います（＞＜）上からでごめんなさい！！でもこのお話面白いです！更新がんばってください！！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 9c204d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優愛（ゆい） | 作成日時：2016年10月13日 23時
