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「紫耀くん！
濡れおかきないん？」
「あるでー！」
そう言って、デスクの引き出しから濡れおかきが入った袋を出して、
テーブルの上に広げた紫耀くん。
コーヒーに濡れおかきって変な組み合わせかもしれれんけど、
案外美味しいねん。
私も最初はこの組み合わせないわ。とか思ってたけど、
結構ハマってしまうねんな…(笑)
「そうやA、受験勉強してるん？」
「…してる」
「今、間あったでな(笑)
してへんやろ？」
「してません！」
ちゃんと勉強しいや〜って言いながら、紫耀くんは2袋目の濡れおかきを取り出した。
紫耀くん、引き出しの中に濡れおかき入れすぎちゃう？
いや、美味しいしここで食べれるからありがたいけど！！
「紫耀くん、今日車？」
「せやで、乗せたろか？」
「…やめとく。
事故りそうやもん。」
「事故りそうやもん。とか酷いなぁ…(笑)
俺、こう見えてできるんやで？」
ドヤ顔で言う紫耀くんやけど、そう見えへん。
でも、いつか、いつかね！
紫耀くんの助手席に座れたらなぁ…
なんて、叶わない願い。
チラッと時計を見ると、もうすぐ部活終了の時間。
いつもなら、最終下校時刻までいるけど今回は、
「ごめん！紫耀くん！
帰る！」
「お、彼氏？」
「違う！廉！」
「永瀬か！
何、付き合ってんの？」
「なわけないやろ(笑)」
最後の方は紫耀くんにからかわれながらも、
保健室を出てグラウンドに向かう。
サッカー部の練習を見にたくさんの女子がいた。
廉の人気半端なすぎ(笑)
私そろそろいじめられるんちゃう？
とか考えてたらいつの間にかサッカー部は片付けを終えていたみたいで
廉に声をかけられた。
「お、待っててくれたん」
「ずっとではないで」
「ま〜た、平野んとこか」
と言って呆れる廉。
今日で2回目なんやけど！！
てか、凄い睨まれてる気が…
「てか、もう終わったんやったら行くで！」
「ちょ、待てや」
なんて後ろで言ってる廉はほっといて先々と歩き出す。
あのまま、ずっといたらほんまにやばかったわ。
「はぁ、やっと追いついたわ」
「やっとって…(笑)」
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めろ(プロフ) - このお話好きです！番外編も長いバージョンみたいです！ (2016年10月29日 9時) (
レス) id: b9ea3e1f15 (このIDを非表示/違反報告)
な - 凄いでな って言ってるところとかの で の部分は全て ねん だと思います（＞＜）上からでごめんなさい！！でもこのお話面白いです！更新がんばってください！！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 9c204d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優愛（ゆい） | 作成日時：2016年10月13日 23時
