14話 ページ15
ASide
ジェ「なぁA〜アンタほんまに危機感あるん?」
『は?』
さっきまでハタ皇○みたいな声しながら私の名前叫んでたくせして急に何………?
ジェ「男6:女1っていうこの状況……それに皆酔ってる……危険やと思わん?」
ジェルくんが段々と迫ってくるのに対し、私も1歩1歩と下がっていくと背中になにかが当たる。
……壁だ。
いわゆる壁ドンというものをされてしまっている。
これこそ絶体絶命……なのか?
『ちょ、ジェル!!』
ジェ「なに?」
こういうときだけ標準語のイントネーションやめろって!怖い!!
『私はみんながそんなことすると思ってないから呼んでんの!!』
ジェ「…………酒に酔ってたらわからんで?」
ジェ「で?逃げ出さんの?」
『……っ』
どうしようどうしようと考えながら覚悟を決めて目を閉じる。
すると聞きなれた安心する声が聞こえてきた。
?「はいストップ」
ジェ「………」
?「なにやってんのジェルくん」
ジェ「………止めんなや
ころん」
『よかったぁぁ!!神様仏様ころん様ぁぁぁ!!!!』
こ「ちょ、頭いたいんだから大声出さないでよ」
『はいはい』
こ「いやはいはいじゃなくて。てか離れて、暑い」
『無理。当分このまま』
私は10分くらいころちゃんの足にコアラのようにくっついていた。
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ころんside
Aを無理やり剥がして、立たせる。
『よいしょっと……』
ババアか!!
ジェ「良いところやったのにな〜〜」
こ「でも襲う気なんてサラサラなかったんでしょ」
ジェ「そりゃあな…警告や警告………A」
『……なに?』
ジェ「さっきはごめんな……」
ジェルくんがAの目をちゃんと見ながら謝った。
目みるの大事!!!
『……わかったよ。だからほらジェルくんがそんなんだと……キモいからさ』
こ「ブッ」
僕はさっきAに貰った水を飲み干そうと思ってたくさん口に含んでいた水を吹き出した。
『ころちゃん!!汚ない!!!』
こ「ごめwww」
ジェ「ちょ!キモいはないやろ!」
『あるでしょ!!かわいいよ……って言われたかった?』
こ「ゴホッwうえっ変なとこ入ったwwつらw」
ジェ「それもちゃう!!」
もうやめてwwwwまじ死ぬからww
『じゃあなんて言われたかったの?』
ジェ「ノーコメントでええやん」
『それ無視じゃん』
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作者名:瀬。 x他1人 | 作成日時:2019年8月19日 9時