ひまわりなキミ【立海】

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卓球観戦が終わり、卓球大会はお開きとなった





ボチボチ人が自室に帰っていく中、私も帰ろうかとベンチを立った







「おいA」


『あー、景吾』


「なんだそのウンザリした顔は」


『別に』





景吾が私の前に来てこれでもかと話しかけてきた





「1人で寝れるか？俺の部屋にとくべつ案内する…」

『いや、いいから』





「なんなら俺のベッドに寝てもいいけどな。腕貸すぞ」

『いやホントにいいから』




「じゃあいっその事氷帝学園に来るか」

『もう本当に勘弁して』







睡眠欲が増してきて、景吾との会話に疲れを感じていると、景吾の後ろからひょこっと顔が出た




「跡部さん、何してるんですかー？」


「あぁ、鳳か」




「わっ、風見さんですね！鳳長太郎です」


ニコッと笑顔がとても温かい人


そんなイメージだ




「跡部さん、風見さんにグイグイ行ったらダメですよ〜？」



さらっと私が思ってたことを言ってみせた鳳くんに心の中で感謝して、跡部に「ほらみろ」と言わんばかりの顔をして見せた









「風見さん！改めまして、よろしくお願いします！」

『よ、よろしくお願いします鳳くん』





私のドモった声を聞いて笑う景吾のお腹に右ひじを入れて、にこやかに鳳くんに笑いかけた



「あ、あの、風見さん…」

『よろしくお願いします鳳くん』

「いや、あの、跡部さんがお腹抱えてうずくまって…」

『よろしくお願いします鳳くん』






「あっ…えと…はい！よろしくお願いします！」








『さぁ、もう遅いですし部屋に戻りましょう』

「そうですね！部屋まで送りますよ！」

『ありがとうございます』




楽しく鳳くんと会話を弾ませて自室まで行き





晴れて鳳くんとは仲良くなることが出来た

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