２３戦闘訓練-4 ページ24
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「爆豪少年、ストップだ」
聞く耳持たずの爆豪。
「殺す気か！！」
「当たんなきゃ死なねぇよ！」
そしてその瞬間、大きな爆発が起きた。
『これ、本当に授業ですか』
「俺に聞くな」
どうやら轟もAと同じ心情のようだ
「授業だぞコレ！」
「緑谷少年！！」
ボロボロになった建物の瓦礫から緑谷の呼吸が聞こえてくる。
「個性使えよデク
全力のてめェを ねじふせる」
溜まれば溜まる程、その威力は増していく。
･
「何だ！？爆豪くんか！？何をしているんだ彼は！！」
その音と揺れを感じた飯田と麗日。
「(チャンス！！)」
隙を見た麗日は駆け出した。
止めようと前に出てきた飯田を自分自身を浮かせ避ける。
「解除！！」
「核」の上で解除した麗日。
「負担の大きい超必です！」
もう少しで手が触れる、という所で飯田の手によってかわされた。
飯田の凄まじいダッシュ。
「君の個性は触られない限り脅威ではない！！
このまま時間いっぱい粘らせてもらうぜ！
ぐへへへへ！」
そして笑い方が悪だ。
悪になり切っている。
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「はは…すげぇ…なぁ？
どうしたデク、来いよ。まだ動けんだろぉ！？」
「…ッ麗日さん状況は！？」
血を拭きながら状況確認をする緑谷。
「無視かよすっげぇな」
そして再び手を持ち上げる爆豪。
再び攻撃を仕掛けようとしているのだろうか。
「先生止めた方がいいって！
爆豪あいつ相当クレイジーだぜ
殺しちまうぜ！？」
それは今、誰もが思っている事だろう。
「いや……」
『…』
「爆豪少年
次それ撃ったら…強制終了で君らの負けとする」
やはりオールマイトも危ないと感じたのだろうか。
「あぁ〜〜じゃあもう」
爆豪は頭を抱えて叫ぶ
「窓側柱に！じゃあまた！」
『…(…無線？)』
「殴り合いだ！」
飛びかかる爆豪。きっと緑谷は避けられない。
寸前でタイミングを掴んだが、行動を読まれていたようで、爆豪に後ろに回られる。
「！？ぎッ…！」
＿なるほど。
『お互い考えてるねぇ』
「目眩ましを兼ねた爆破で軌道変更
そして即座にもう一回…
考えるタイプには見えねぇが意外と繊細だな」
そう呟いた轟に熱い視線を送るA
『…(好きだ)』
この中でただ一人、Aは関係の無い事を考えていた。
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
