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･
『ら、蘭…』
見るからに不機嫌な表情。
あと恥ずかしくて直視できない。まじで照れる。
ジワジワと自分の頬が熱くなっていくのがわかる。
思わず俯いてしまった。
「…その顔やめろ」
バサッと頭から被せられる何か。
つか蘭、ずっと声低いし静かすぎて逆に怖い。
被せられた物を手に取って見ると
それは蘭がさっきまで羽織っていた上着だった。
え、ちょ、やめろよ。
女子たちがキャーキャー言ってこっち見てんじゃん。
『え、蘭が着てよ』
「は？なんで俺なんだよ…」
“いいから早く着ろ” と睨まれてしまったので着ようと思う。
…だめだ、蘭はまるで分かっていない。
自分がモテるということを…()
『あれ竜胆は？』
「竜胆お菓子買いに行った」
『うわっ…！』
よいしょよいしょと蘭に渡された上着に袖を通しているといきなり手を引っ張られてふらつく私。
「あ、じゃあ私先に行ってるから！」
『え、留美子…』
「頑張れ！！」
逃げるように走り去っていった留美子。
私を見捨てて逃げやがった。
取り残されたのは私と蘭、
そして金髪ヤンキー2人組だ。
『…ぁ、あの蘭…ちちち近…』
気が付いたら蘭の腕の中。
まじでやめろ。やめてくれ…
あっ、もしや私の心臓停止させようとしてる？？
腹筋ヤバァ
「A」
『ハイ』
「コイツらは？」
『……』
金髪2人組は何故か震えながら私を見てる。
…あれか、逃がしてくれってか。
『……私のいとこ』
「嘘つくな」
『すみませんでした。』
っていうか周りからの注目がやばいんだよなぁ…
傍から見れば多分、
私が虐められてる子にしか見えないと思う。
1人だけ女だし。
なんか蘭の腕の中だし。
…心臓やばい。
「コイツに何の用？」
蘭が静かに問いかける。
…ホッと胸を撫で下ろす私。
「あ、いや…ちょっと声を掛けただけで…」
ジリジリと後退りする2人組み。
「…」
対して蘭はポーカーフェイスで男を見つめる。
いやそれどんな感情？
「……オイこいつ、本当に灰谷か？」
「もう1人居ねぇぞ……？」
すると、蘭が何かを考えるように視線を反対に向けた隙に小声で話し出す2人組み。
丸聞こえなんですけど。
「でもあの刺青がその証拠だし……」
「灰谷兄弟と似てるだけじゃね？……どうする？」
蘭の指がピクリと反応する。
…その会話、蘭が気付いてないとでも思ってるのかな…
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おもち(プロフ) - ラムネさん» ひゃーーー！！！ありがとうございます！！！！！(´；ω；｀)コロナまだまだ怖いので、ラムネさんもお気をつけ下さい！！m(_ _)m更新頑張りますっっっ！！ (2021年11月1日 0時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - この作品おんっとにめっちゃ好きですっ！リアル忙しいと思いますが更新楽しみにしております！でもお体には気を付けてください！(o・ω・o) (2021年10月31日 22時) (レス) id: ff84671d12 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ＹUYさん» ありがとうございます！！！！！(´；ω；｀)更新頑張りますッッッ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2021年10月18日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ＹUY - この小説めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！ (2021年10月18日 18時) (レス) @page36 id: 2b504e2cbc (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - も。さん» ありがとうございます！！！元気もらえましたッッッ(*´︶`*)ﾉ頑張ります！！！ (2021年10月17日 18時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち
| 作成日時：2021年9月20日 10時
