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「あれ？さっきのイケメンくんじゃん！」
「さっき探してた友達見つかったぁ？」
その女の子たちは蘭を視界に捉えた瞬間、
駆け足で近寄ってきて話を始めた。
……え、待って待ってついていけない。
蘭は相変わらずの真顔だ。
「…あ、もしかしてこの子が探してた友達？」
「ねぇ、そんな事より連絡先教えて！」
“今度遊ぼうよ”
そう言って蘭にボディタッチをする女の子たち。
「びしょ濡れじゃん！
こんなになるまでこの子のこと探してたの〜？」
「この後ヒマ？うちら暇だからさぁ〜」
『……』
ずっと無言の蘭。
蘭は私の手を離さずに
しっかりと握っていてくれている。
でもなんか、なんて言うか。
女の子たちの手がベタベタと蘭に触れるのは
いい気がしない。
あれ、私ってこんなに嫉妬深かったっけ。
自然と蘭の手を握る自分の手に力が篭もる。
「あれ！これって刺青？」
「え〜意外！かっこいい〜」
「やば！ほんとだかっこいい…抱いてほし〜(笑)」
『……』
蘭の浴衣が水を吸って少し下がっているからか、
刺青が丸見えだった。
…女の子の手が蘭の胸元を触る。
「…ねぇ、聞いてる〜？」
そう言って蘭の空いている方の手を握ろうとした女の子の手を遮るように、私は口を開いた。
『……あの、』
「え？」
みんなの視線が自分に集まって、
少し怖気付いてしまう。
『びしょ濡れで寒いので、帰っていいですか』
ギュウッと蘭の手を強く握った。
とりあえず帰りたい。
取られたくない。
今だけは独占したい。
そんな思いから、
ついついそんな事を言ってしまったのだ。
宙ぶらりんのもう片方の自分の手を
蘭の浴衣の裾に持っていく。
…離したくなかった。
「…え？もしかして彼女？」
「うそぉ、友達だと思ってたァ」
「友達でしょ」
ギャルの手が再び蘭の頬へと近づいていく。
その手を避けることも無く、じっと見つめている蘭。
『……っ』
その時思わず、蘭の手を思いっきり引いてしまった。
「……！A？」
『……っあ、ごめん、つい…』
……あ、手を離してしまった。
『いや、蘭遊んできていいよ！今日せっかくお祭りに来たのにあんまり遊べてないでしょ』
正直言って蘭を連れ去りたい。(言い方)
一緒に帰りたかったなぁ……と
この空間から距離をとる。
女の子たちが「ばいばーい」と
後ろから私に声をかけたのが聞こえた。
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おもち(プロフ) - ラムネさん» ひゃーーー！！！ありがとうございます！！！！！(´；ω；｀)コロナまだまだ怖いので、ラムネさんもお気をつけ下さい！！m(_ _)m更新頑張りますっっっ！！ (2021年11月1日 0時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - この作品おんっとにめっちゃ好きですっ！リアル忙しいと思いますが更新楽しみにしております！でもお体には気を付けてください！(o・ω・o) (2021年10月31日 22時) (レス) id: ff84671d12 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ＹUYさん» ありがとうございます！！！！！(´；ω；｀)更新頑張りますッッッ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2021年10月18日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ＹUY - この小説めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！ (2021年10月18日 18時) (レス) @page36 id: 2b504e2cbc (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - も。さん» ありがとうございます！！！元気もらえましたッッッ(*´︶`*)ﾉ頑張ります！！！ (2021年10月17日 18時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち
| 作成日時：2021年9月20日 10時
