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「も、もういこっ！」
蘭と竜胆の圧に耐えきれなくなったのか
私の髪から手を離して逃げていく先輩たち。
ただ、去り際に
「これ以上蘭くんたちに関わるんだったら
これじゃ済まさないから」
と私に耳打ちしていった。
つか、髪の毛痛った……。
俯けば、コンクリートの地面には
血と涙が混じってシミを作っていた。
うわ鼻血汚ねぇ。
「A！今そっち行く」
『！』
竜胆の声が上から聞こえてきた。
えっこっち来るの？
こんな涙と鼻血でぐちゃぐちゃな顔見られたくないんだけど……。
私が黙り込んで俯いていると、
「待ってろ」と言って蘭たちの気配が無くなった。
誰も居なくなったその瞬間
足から力が抜けて地面に座り込む。
別に…私だって、蘭の事がただ好きなだけなのに……
蘭と竜胆は強いから、それに見合うように私も強くなりたいのに今だってギャン泣きだし。
「っA、」
もうどうせ立てないし、壁に背中をつけて俯きながら体育座りをしていると蘭の声が降ってきた。
トン、と肩に手を置かれる。暖かい手。
「顔見せろ」
『いやだ』
「いいから。
手当てしねぇと」
『……』
恥ずかし、殴られたとこ見られたんだ。
『平気だからほっといてよ』
「…A」
…すごく心配そうな声。
「なんでこんな事になったのかは後で聞く
…怪我してんだろ」
コンクリートに出来た血のシミを見たのか、
やっぱり怪我してるのはバレた。
鼻血だけどね……(白目)
『顔、見せたくないの。
血と涙でブサイクにより一層磨きがかかってるし』
ダメだ、さっきの先輩たちの言葉引きずってる…。
『蘭と竜胆にはこんな顔絶対に見せたくない！』
「…悪ぃ、一緒に居れなくて」
『……え、』
そう言って、
ポンッ、と頭に手を乗せられた。
「これからはお前から離れねーから、もう泣くなよ…」
蘭の声が…とても小さい。
あ、……
私はこの2人にそんな思いをさせたかった訳じゃない。
『わ、私元気っ！！』
「唐突すぎるだろ」
顔を手で覆いながら、ゆっくりと立ち上がる。
「おい…ちょ、スカート気をつけろよ」
手の隙間から、竜胆の焦った表情が見える。
『誰もいないから大丈夫』
「俺らがいんだろ」
『蘭たちだし大丈夫』
「俺たちだから大丈夫って…」
“お前、そーゆーとこ。”
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おもち(プロフ) - ラムネさん» ひゃーーー！！！ありがとうございます！！！！！(´；ω；｀)コロナまだまだ怖いので、ラムネさんもお気をつけ下さい！！m(_ _)m更新頑張りますっっっ！！ (2021年11月1日 0時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - この作品おんっとにめっちゃ好きですっ！リアル忙しいと思いますが更新楽しみにしております！でもお体には気を付けてください！(o・ω・o) (2021年10月31日 22時) (レス) id: ff84671d12 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ＹUYさん» ありがとうございます！！！！！(´；ω；｀)更新頑張りますッッッ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2021年10月18日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ＹUY - この小説めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！ (2021年10月18日 18時) (レス) @page36 id: 2b504e2cbc (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - も。さん» ありがとうございます！！！元気もらえましたッッッ(*´︶`*)ﾉ頑張ります！！！ (2021年10月17日 18時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち
| 作成日時：2021年9月20日 10時
