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「ど、どういう事……?」
ふふふふふ、魘夢が驚いてる。珍しい。
でも童磨の表情は至って普通だった。あれれ。
『そうそう、私も気になって部屋を覗いたんだけど……その男たちね、まさかの童磨狙いだったんだ』
「殺そうと仕掛けてきたの…?」
いや、違う。
仕掛けてきたのはあってるけど、意味が違うのだ
「………あぁ!思い出した!あの時の事か」
童磨も思い出してスッキリしたのか爽やかな笑みを浮かべてる。
いやそんな爽やかな話じゃないんだけどね?
『……その男たち、揃いも揃って夜這いしに来てたんだよ!!!!!』
メキッッ!!とすごい音がして、自分の手元を見てみると屋根の瓦が砕けてた。
ごめん、この家の主人よ。
「わぁ、A怖い。家の人起きちゃうよ?」
『大丈夫な自信がある』
「それはどこから湧いてくるんだい」
苦笑いの童磨。
絶対怖いなんて思ってないよね??笑ってるし!
「……男が……?」
そして魘夢に至っては私の発言から時が進んでない。
まぁ私もそれには本当びっくりしたんだけど。
ガクガクと震えながら振り向いた魘夢は顔を引き攣らせながら童磨を見つめ、対する童磨は優しく笑って首を傾げた。
なんだコイツら、可愛いな
『徒党を組んで童磨に襲いかかれば一発だって思ったのかな?そりゃあ童磨は人間だって思われてるもんね!!!ちっ、クソが』
ケッ!と瓦の欠片を手で握り潰していると魘夢が笑いながら「A、信者の男相手でも容赦ないんだねぇ」なんて言ってくる。
それは当たり前だろう!?(違うと思う)
『それで、童磨は男たちに何て言ったと思う?』
「……てめぇら今すぐ消えろ、とか?」
「いや、俺そんなに口悪くないよ?」
…魘夢の考え方も私と似たようなところがあると思う
だってそれ私が思ってたことだし。()
『 “みんな本当に俺の事が好きなんだねぇ、
いいよいいよこっちにおいで、優しくしてあげる”
だぜ!!!?』
全力で身を乗り出すと魘夢が私から離れた。
ちょっと待って、その反応傷付くんだけど。
あの魘夢に引かれるって私相当な変態なんだなぁ……
(魘夢が可哀想)
「いや何で覚えてるの…?
ていうか落ち着いてA、…俺は別に、」
『あの時の童磨の表情とその色っぽい声で放たれた言葉に私の目と耳が殺られた』
うん、もうそれはそれは本当に。
布団の上で脚を組み微笑む童磨の色っぽいこと。
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おもち(プロフ) - ゆめふひさん» そうなんですよッッッッ!!?下心丸出し仲間ですね!!!(o´艸`) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆめふひ - 実はお互いに、鬼だから.........。と思っているけどその感情にきずいてないだけなんですね!!素敵(///ω///)抱かれたいわ(照)(いつもの下心) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 027152ac96 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» わわわわかってくれたんですか……!!!?感激すぎる……゚(゚´Д`゚)゚。ですよねですよね!!?(自分で言う)こんな童磨萌えるなぁと思いましてッッ!!! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - 「取られたから」ってヤバイ!!(独占欲…)そんな素晴らしい言葉があったとは!! 離れた時間が愛を育てる感じがたまらないですね(>_<) (2019年12月16日 19時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - setuna7014さん» あぁぁぁあ!!!!(汚い高音)本当ですね!!!!間違えてます!!ありがとうございますッッ!!!!(〃▽〃) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年12月1日 20時