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･
『駅はどこ…？』
「こっちだよ」
それからしばらく歩いた私たち。
私は方向音痴なので記憶力のいい童磨に頼りながら駅へと向かっていた。
ていうか童磨が居てくれるから覚える必要がないのだ私は。(基本無気力)
「あ、着いたみたいだよ」
『……わ、本当だ。結構近いんだね』
「そうだねぇ」
童磨の声に顔を上げると目の前には駅。
手を引かれるまま着いていくとやっと駅に辿り着く事が出来た。そこには汽車が停まっていて。
私一人じゃ来れなかったかな……？
いや、高いところから見下ろせば一発で…
あと魘夢の匂いが少しでも分かればすぐだった！！
「何してるの？おいで」
『すぐに行きます』
“おいで” は罪。
童磨からの “おいで” は重罪だ。
その言葉(童磨の言葉)に弱い私はすぐに折れて
まるで犬のように童磨の元へと駆け寄った。
「彼、いつもどこにいるんだっけ」
さっきまで仏頂面だった童磨が今は乗り気…？
私では無理だから童磨の高い背を利用して、まだ混んでいる駅を見渡して貰った。
「あ！いま匂いがした」
『魘夢の？』
「そうそう。あっちかな？」
私は方向音痴、童磨は探知探索が不得意。
絶対人探しには向いていない2人だけど、嗅覚と勘を武器に魘夢を探す。
もう夜なのになぁ、まだ結構人が居る。
そんな時、後ろから声がかかった。
「あ、A……？」
久々に聞いたその声に勢いよく振り向く私。
…… 魘夢だ
『ひひひひ久々！！！！』
その瞬間気分が高揚した私は人目も憚らず
その華奢な体に突進し抱擁する。しかも吃りすぎた。
「わ……いきなりはダメだよ」
『グホァッ！？』
そして魘夢の反応が意外にも可愛くて少しダメージを食らってしまうという。返り討ちか。
そんな私を誰かが後ろから強い力で引っ張ってきた。
「……ダメだよA、彼が困ってるじゃないか」
童磨か。
そんな事を言いつつも私をむぎゅーっと抱きしめてくる。彼も人目を憚らないタイプ？
私たちすごく目立ってるよ。
(今更)人目が気になりだした私は魘夢と童磨の手を引っ張って駅を出ると、改めて魘夢に抱きついた。
「久しぶりだねぇ」
相変わらずおっとりしてる魘夢に癒される。
変わってなくてよかった。
ムキムキなゴリゴリマッチョとかになってなくて本当によかった。
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おもち(プロフ) - ゆめふひさん» そうなんですよッッッッ！！？下心丸出し仲間ですね！！！(o´艸`) (2019年12月16日 21時) (
レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆめふひ - 実はお互いに、鬼だから.........。と思っているけどその感情にきずいてないだけなんですね！！素敵(///ω///)抱かれたいわ(照)（いつもの下心） (2019年12月16日 21時) (レス) id: 027152ac96 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» わわわわかってくれたんですか……！！！？感激すぎる……ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ですよねですよね！！？(自分で言う)こんな童磨萌えるなぁと思いましてッッ！！！ (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - 「取られたから」ってヤバイ!!(独占欲…)そんな素晴らしい言葉があったとは!! 離れた時間が愛を育てる感じがたまらないですね(>_<) (2019年12月16日 19時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - setuna7014さん» あぁぁぁあ！！！！(汚い高音)本当ですね！！！！間違えてます！！ありがとうございますッッ！！！！(〃▽〃) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年12月1日 20時
