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『……女は柔らかいけど脂肪が多いし』


「男は硬いし美味しくないよ?」


『男の柔らかい部分が美味しいんだよ、
何なら今度食べてみる?』


「いらない」




童磨は顔を顰めると私の首元に顔を埋めてきた。
ちょっとくすぐったい。





「……一体、何の話を…」



『……入ってきていいよ』





コイツはもうダメだ。
ここまで聞いてしまったのなら可哀想だけど生かしちゃおけない。

優しく殺してあげないとな。



そんな事を考えていると、童磨が再び私に口付けを降らす。舌を噛まれて懲りなかったのか…


それと同時に部屋の引き戸が開かれる音がする。
男が部屋に入ってきたのだ。





『ンーン、…! (略:童磨…!)』



トントンと覆い被さる彼の背中を叩くも簡単には離してくれない。



「……、いいなぁ、…」




童磨の後ろから聞こえてきた男の声。
その気配は私たちの横に移動してきた。


童磨がニヤリと怪しい笑みを浮かべて口を離す。
舌舐めずりが艶かしい。




私も息を整え、頭だけを動かし右の方を見てみると
信者の男と目が合った。


見てたのかよ!!





「……そんな顔をするのか…A様は」



頬を赤く染めながらそう呟く信者に対し、それを鋭く睨みつける童磨。




『……童磨、重いし降りてくれない?』


「え、降りないけど」


『そう言うと思った…』




ニッコリ笑った童磨に諦める私。

童磨の表情ってコロコロ変わるけど、どれもかっこいいのが羨ましい。



私の腹に跨り座る童磨に見惚れていると、



「……私のお相手も、」



なんて言って男が手を伸ばしてきた。
男の目は私のサラシをとらえている。





「ねぇA、いいよね。」



殺るつもりか。



『……私の部屋汚さないでね?』





扇を片手に笑った童磨。

その意味を理解した私は苦笑いで頷いた。
何故苦笑いかと言うと、童磨の顔が怖かったから。





すると瞬く間に男の首が飛び、私の部屋にドサリと音を立てて転がった。

血飛沫が降り注いで私と童磨を赤く染める。




『……部屋、汚さないでって言ったのに…
もうちょっと優しく殺してあげても、』


「知らないよ、そんなの
それにお前の部屋は変えるから」





……真顔で言い放った童磨。何か怒ってる?
っていうか部屋を変えるって……







「今日からお前の部屋は俺の部屋の隣!
最初からそうしていれば良かったなあ」



あはは!と笑い退ける童磨に私は開いた口が塞がらなかった。

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おもち(プロフ) - ゆめふひさん» そうなんですよッッッッ!!?下心丸出し仲間ですね!!!(o´艸`) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆめふひ - 実はお互いに、鬼だから.........。と思っているけどその感情にきずいてないだけなんですね!!素敵(///ω///)抱かれたいわ(照)(いつもの下心) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 027152ac96 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» わわわわかってくれたんですか……!!!?感激すぎる……゚(゚´Д`゚)゚。ですよねですよね!!?(自分で言う)こんな童磨萌えるなぁと思いましてッッ!!! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - 「取られたから」ってヤバイ!!(独占欲…)そんな素晴らしい言葉があったとは!! 離れた時間が愛を育てる感じがたまらないですね(>_<) (2019年12月16日 19時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - setuna7014さん» あぁぁぁあ!!!!(汚い高音)本当ですね!!!!間違えてます!!ありがとうございますッッ!!!!(〃▽〃) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年12月1日 20時

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