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『……やっと童磨の気持ちが聞けた!』



「へ、?」





ポカン、とした表情の童磨を壁に押し付けた私。

するともっと呆気にとられている童磨の表情、とても可愛い。喧嘩しても大好きだ。




まぁ気持ちっていってもほぼ同じことしか言ってなかったけど……





『童磨の考えてる事が分からなくてさ。
ちょっと聞きたかったの』


「……知っても大して意味は無、」


『私にとっては大ありなんだよ』


「……」




無表情で、童磨はじっと私の目を見つめてくる。
その目は本当に、宝石のように綺麗。





『私、好きな人がいるの』



「……」



そしてその綺麗な目はギラギラとした目に変わった。
まるで今にも暴れだしそうな肉食動物、みたいな。





『その人は決して私のものにはならない人で、
いや、遥か彼方の遠い存在……』


「いやどんだけ遠いの」



ぷっ、と2人で吹き出す。

……よかった、笑ってくれて。童磨の気配だけで私今にも死にそうだったから。




『その人、どうにも私の事なんて
眼中に無いみたいで。』


「……ねぇ………俺、それは聞けない相談だなぁ」





鋭い目付きで、それでも笑顔を貼り付けて
私の話をうんうんと頷きながら聞いてくれていた童磨だったけど、途中で私の言葉を遮った。




『なんで?』


「さぁ?俺も何でかよくわからない」




童磨の事を童磨本人に相談してみたら何か得られるかな、と思ったけどやっぱりダメだったか。

あと童磨の顔が怖い





「あと、次からは俺の知らない奴の話しないでね
俺、何するかわからないよ」



……と、私に壁に押し付けられた状態の童磨がニコリと笑いながら言った。

いや、押し付けられてる癖に強気な童磨がすごく可愛い……萌えるってこのことをいうのかな?





「……そろそろ離れ、」



『やだ無理この景色最高なの、動かないで』



「えー」






何だかんだ、元の雰囲気に戻った感じの私たち。
これは仲直りしたということでいいのだろうか?





『童磨、帰ろっか』



「…そうだねぇ」




童磨という名の絶景に満足した私は立ち上がり、童磨の手を引っ張る。


よいしょ、なんて言って立ち上がる童磨にまたキュンとする。





『……童磨。』


「何?」


『童磨の事を見てたら子宮がキュンってするんだけどこれって何だと思う?』


「」







……童磨が笑顔のまま固まった。

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おもち(プロフ) - ゆめふひさん» そうなんですよッッッッ!!?下心丸出し仲間ですね!!!(o´艸`) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆめふひ - 実はお互いに、鬼だから.........。と思っているけどその感情にきずいてないだけなんですね!!素敵(///ω///)抱かれたいわ(照)(いつもの下心) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 027152ac96 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» わわわわかってくれたんですか……!!!?感激すぎる……゚(゚´Д`゚)゚。ですよねですよね!!?(自分で言う)こんな童磨萌えるなぁと思いましてッッ!!! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - 「取られたから」ってヤバイ!!(独占欲…)そんな素晴らしい言葉があったとは!! 離れた時間が愛を育てる感じがたまらないですね(>_<) (2019年12月16日 19時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - setuna7014さん» あぁぁぁあ!!!!(汚い高音)本当ですね!!!!間違えてます!!ありがとうございますッッ!!!!(〃▽〃) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年12月1日 20時

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