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男の仕草や雰囲気に違和感を感じながらも
童磨の部屋へと向かう。


……何故か男もついてきてる……まぁいっか。




『……、』



「〜〜♪」




機嫌がいいのか鼻歌歌ってるし。
今更になって何なんだろうコイツ、って思えてきた。







そしてしばらくすると童磨の部屋へと辿り着いた。

中からは楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
あの女の声だ。まだ、二人は一緒にいたのか。





『教祖様』




私の声に不機嫌さが滲み出ていると思うが気にしない。





「あ、A?
どうしたの、入っていいよ」



『失礼します』




引き戸を開くと、そこには距離の近い童磨と女。
……一瞬たじろぐ私であったが、気合いで頑張ろうと部屋へ足を踏み入れる。


つられるように男も中に入ると、何故か私に密着してきた。なんだ?




「今朝帰ってきてからずっと俺の所に来てないで……しょ………?」




顔を上げた童磨が驚いたように目を丸くし、私と男を交互に見ると何故か顔を顰めた。



……私は嫌われていない、私は嫌われていない……
と心の中で何度も唱える。
え、嫌われていないよね?合ってるよね?






『今夜、月を見に外へ……』



「私とA様の二人で、今夜月を見に行ってもよろしいでしょうか」





言葉を被せられた。

この男一体何者なんだ?
ちょっと行動が読めなくて怖いんだけど。






「……………………………………いいよ」



(声ちっさ!!)






声の小ささに驚いた童磨以外の私含む三人は途端に焦り出す。
なんでこんな声が小さいのだろう。






……ていうか、童磨を見てると抱き着きたい衝動に駆られるのは私だけだろうか。







あの白くてツルツルスベスベツヤツヤ肌に頬ずりして
細く長い、同じく白い肌を持つその手を撫で回して
とりあえずその分厚い胸板に顔を埋めたい。

出来ることなら食べたい。


……はい、私の事は変態でも何でも好きに呼んでくれ。






「では、行きましょうか、A様」



『う、うん』





腰に手を添えられ、部屋の外に導かれる。

気になって後ろを振り返れば
しかめっ面した童磨が目に入った。


それどういう感情?







……とりあえず、
今日は童磨に抱き着くことは出来ないだろう。

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おもち(プロフ) - るみさん» おおお……!!!コメントありがとうございます……ッッ!!!こちらこそ感謝です……っ゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年1月4日 15時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
るみ - 今ここまで読んで見ましたが……私の想像以上に最高の作品でした!!書いてくれた作者さんありがとうございます!! (2020年1月4日 13時) (レス) id: b36153d67a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - クラゲさん» ヒビが……(´・ω・`) (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - うささん» そそそそそんなに!!!?滅相もない!!!(;▽;)嬉しいですぅぅぅぅぅありがとうございますぅぅう!!!!゚(゚´Д`゚)゚。 (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - paopaoman217さん» え!?ありがとうございますっっ!!!!ヽ(;▽;)ノ更新待っててくださいね〜!!(≧▽≦) (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月17日 23時

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