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『そうなの?』



「Aの獲物だと思って殺せなかったんだよねぇ
もう殺していいかな?」



『待て待て、あんたも落ち着け』





なんだこれコント?

とりあえず私たちは落ち着いた方が良いみたいだ。






『私にいい考えがあるの。』




「え、何何?教えてくれよ」




『そろそろあの女と男が来ると思うんだ、
その時に、_』






私が考えた “作戦” を童磨に打ち明けようとした時、扉の向こうに2つの気配を感じた。






「…あれ、ここに2人を呼んだの?」



それに気づいた童磨も首を傾げる。





『作戦、説明してる暇は無いから適当に話合わせて!』


「え、うん。わかった」






童磨が頷くと同時に、



「A様?」




と、扉の向こう側から男に声をかけられる。






『今、開ける』







童磨の膝から離れ、扉に向かう私。

あぁ、離れたく無かったなぁ。
仕方ない。






『……どーぞ』





扉を開けるとまず、しかめっ面の女と目が合った。




「ここ、あんたの部屋じゃないでしょ
なにが “どうぞ” よ。ふんっ」




あぁ、それか。






『ごめんねぇ、“ずっと前から” ここに居るから自分の部屋に居るのと同じ感覚だったぁ』



「……っ、」




わざと煽ってやると案の定癇に障ったのか、ギロりと私を睨めつけた女。





「こらA、意地悪はいけないぜ
早く入れてあげないと」


『へーい』




童磨に言われ仕方なく男と女を部屋の中に入ると
私は童磨の隣に座った。






「あの、Aさん。
考え直してくれましたか?」




『……』






この男、ついにやるか。



匂いでわかる、刃物の匂い
…男は今、右の袖に小刀を隠している。






ちらりと隣を見てみれば、もちろん童磨もそれに気づいているようで男の様子を伺っている。





『その事で、ここに呼んだの

私の話を聞いてくれる?』









さて、作戦開始といこうか








『実は……』

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おもち(プロフ) - るみさん» おおお……!!!コメントありがとうございます……ッッ!!!こちらこそ感謝です……っ゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年1月4日 15時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
るみ - 今ここまで読んで見ましたが……私の想像以上に最高の作品でした!!書いてくれた作者さんありがとうございます!! (2020年1月4日 13時) (レス) id: b36153d67a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - クラゲさん» ヒビが……(´・ω・`) (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - うささん» そそそそそんなに!!!?滅相もない!!!(;▽;)嬉しいですぅぅぅぅぅありがとうございますぅぅう!!!!゚(゚´Д`゚)゚。 (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - paopaoman217さん» え!?ありがとうございますっっ!!!!ヽ(;▽;)ノ更新待っててくださいね〜!!(≧▽≦) (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月17日 23時

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