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その頃___
取り残された柱二人。
「…。」
「…あの鬼、太陽を克服したって…」
「あぁ、俺も聞こえた」
術が解け、動けるようになっても
ターゲットの鬼二体には逃げられた。
そのうちの一体の目には
【上弦】と【弐】の文字。
もう一体の女の方の目には文字など刻まれてはいなかったものの、術が強力だった。
柱二人を一人で相手しながら、陽の光をもう一体の上弦に当てないように庇い走るその動作。
__ただ者ではない、という事は直ぐにわかった。
「お館様にご報告だ」
そう言うと水柱は鴉を飛ばし柱を集めるよう指示した。
「……もう少しで斬れたんだけどなぁ」
霞柱は刃こぼれした刀を見つめ、そう呟いた。
鬼の中に “そういう” 鬼が存在しているというのは噂でも聞いていたし、その鬼はいつも上弦の誰かと行動している、とも目撃した鴉や隊員からの報告で分かっていたけど。
まさかここで遭遇するとは。
「…更に謎が深まったな……鬼舞辻無惨……」
「……」
二人は隊員たちの元まで戻ると、改めて先程の鬼の威力の凄まじさを痛感することとなる。
「…っ、痛てぇよぉ……」
足を抑えながら涙を流している隊員、
「っ……死ぬ、殺される……っ」
怯え、ずっと同じ言葉を呟き続ける隊員。
「助けて、助けて」
頭を抱えて蹲る隊員。
「…っ、なんだ、これは。」
その光景を目の当たりにした柱二人は思わず唾を飲み込んだ。
そして、己の拳に力を込める。
手のひらに爪が食い込み、血も流れてくる。
「僕がもっと早く来ていれば…」
「……失われた命は戻らない。
一刻も早く、対策を打たねばならないな
あの鬼は危険だ」
「……その隣に上弦の弐が居たけど…
もし太陽の光が差していなかったら女の鬼は上弦を連れて逃げなかった。
それで僕達はあの鬼二体と戦う事になる。
……そうなると、どうなっていたんだろう」
「………、」
隠が到着し、テキパキと仕事を進める中
あの鬼の強さをその目で実感した二人は
ただ、その様子を見つめる事しか出来なかった。
ーーーーーーー
このまま原作沿いに進めていこうか迷う……( ̄∀ ̄)
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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←← きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時