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私が彼の事を好きになったのはいつだっただろう。

そんなことはとうの昔に忘れてしまった。





こんな私に血を分けてくれたのは童磨であり、
私を救ってくれたのも童磨だった。






『童磨、今日は食べてくれる?』



「食べないよ?
君が人間だったら食べたんだけどねぇ。

……あぁ、もうそろそろ信者が来る
邪魔だしここから早く出ていってくれないかな」






そう言ってつまみ出される。
これも日常茶飯事。



こんな風に冷たくされるのはいつからだったっけ。
これもとうの昔に忘れてしまった。





そう、私たちはずっと一緒にいる。






私は誰よりも童磨の事を知っているはずだ。





それなのに。






今すれ違った女から甘い匂いがした。






私は立ち止まり、
振り返って女の後ろ姿を見つめる。





女が童磨の居る部屋に入り、しばらくすると2人の楽しげな笑い声が聞こえてきた。






『……、』







私は最近すれ違うこの女が嫌いだ。

童磨の獲物かもしれないけど、気に食わない。





『……』



童磨に相手にされてるのが羨ましい。
一緒に笑えるのが羨ましい。



だんだん黒い感情が溢れ出てきて
私の中で渦巻いている。






私は追い出されて、あの女は中に入って。
2人で楽しそうに笑って。





何故か無性に腹が立つ。
こういう感情、なんて言うんだっけ?


恋をすればわかるって堕姫は言ってたけど、
今の私にはわからないや。







『……もういいや、怒られても』







私はあの女を食うことに決めた。

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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