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その後、4人で街を散策しながら
ある一本道へと出た。





確かこの先には大きな旅館があったはず。







「今日はあの旅館に泊まろう」


「賛成」





炭治郎の言葉にみんなが頷いた。

……って言っても、あの旅館以外この辺りには何も無いから泊まるしかなかったんだろうけど…





『……』



先程まで感じていた視線は……

無い。



…どこかに行ったのだろうか。






「おーい、A?」



『なんだ兄貴!!!どうしたんだ兄貴!?』



「誰のこと!?急に何!?」






いきなり声をかけられてテンパってしまった。






「テンパってそうなるの!?やめて!?」



「ついにイカレたかと思ったぜ」





伊之助は後でシメる。






そして、ようやくたどり着いた大きな旅館。



一本道は一本道でもだいぶ長い一本道だった。
足がくたびれた。






「やっと休める……」




善逸の顔が死んでる。

長い距離を歩いたのでやっぱり疲れたんだろう、
私も疲れたし。






「ようこそ」




出迎えてくれたのは若女将。
とても綺麗な人だ。



……もしや、と思いちらりと横目で善逸を見てみると
やっぱり鼻の下を伸ばしてる。







『……善逸?』



「あっ、Aちゃん!?何も見てないから!!
今Aちゃんの事想像してただけから!!」



『どっちにしろ変態だな』



「……!!?」







いけない、善逸の目が潤んできた。




『ふふ、ごめんごめん冗談だよ。ほら、部屋行こう』



「Aちゃぁぁん……」






先行く2人の後に続いて、
私も善逸の手を引っ張って付いていく。








「寝る時、Aちゃんは絶対俺の隣だからね!」





だいぶ先の話してるな〜……なんて思うも素直に頷く私。私もそうしようと思ってたからな。





『善逸、今は変な音とか聞こえない?』


「んぇ?変な音?」





やだ、「んぇ?」とか善逸可愛すぎる。
私の急な質問にびっくりしたのかな。





「んー……今は特に、かな。
どうしたの?何かあった?」



『あぁ、いや。
もし深琴につけられてるのなら念には念を、と思って。』



「…そっか。
……ごめんね、俺のせいでこんな事になっちゃって」






シュン、と俯いた善逸


善逸のせいじゃないのにな



あの子の癇に障るのは私だ。




だから、笑って




そんな顔しないで







『大丈夫だよ、善逸は何も悪くない』




傷付くのは私だけでいい

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るーあ - ガチめに泣きました…もう…一生読んでられます…最高です…(語彙力無) (2019年12月25日 20時) (レス) id: e490d5357b (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - Mahtaさん» そうですそうです!!!小説の力をお借りして下弦の参のみを復活させました〜!他の加減はもう居ないです……だがしかし。実は彼、下弦ではなく……。おっと、ネタバレになってしまうのでここら辺で!!(o´艸`) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - あれ台詞あってない気がする(今更) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - 下弦の参って原作ではあれっすよね?ほしさんが声当ててるあの人、、、「ダメだ、、、おしまいだ!心は読まれ、肯定しても否定しても○される」の人ですよね?けどあれですよね!小説の力d(( (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» なななななんですとおおぉ!!?嬉しいです!!!!更新だいぶ遅れてますね(´・ω・`)今週中には更新したいと思いますので!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月11日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月20日 23時

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