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「俺達はAを守ろうとしてるんだ
危険な目には合わせたくない、絶対に」





真剣な目で見つめられた。
つまり、囮なんて以ての外…ってことか。






『…分かった。ごめん、変なこと言って』



「まぁ、それを秘密にしようとしていた事にも俺は怒ってたんだけどな。」





そう言いながらも私の頭を撫でてくれた。






「大丈夫だ。
何があってもお前には指一本触れさせない」




そして最後にこの言葉。プラス笑顔。


…あれ炭治郎ってこんなにイケメンだったっけ?






『炭治郎……かっこいい……』



「えぇぇ!!?ちょっ、何言ってんのAちゃん!!?俺がいるでしょ俺が!!」



『善逸もかっこいいよ』



「何そのついでみたいな感じ!?」



「くだらねぇ!!」





泣き喚く善逸に伊之助が一喝。

それを見ていた私と炭治郎は苦笑い。





…楽しいなぁ。

こんな幸せがずっと続けばいいのに。





『私、みんなを守るから』



「……?」





私がそう言うと、みんなは頭にハテナを浮かべる。

いきなりだったから何のことだか分からなかったのだろう。






「俺だって守るよ。誰よりも弱いけど。」



善逸が笑って答えてくれた。
……本当、太陽みたいな笑顔だな。





「俺はお前に守られるような弱味噌じゃねぇぜ!!!」



「あはは、俺も強くなって禰豆子も、みんなも守れるようになる!」






4人で笑い合いながら歩く。





『………』








何処からか見られている、
纏わりつくような嫌な視線を感じながら。







この視線はきっと
私を狙ってる。



あくまで勘だけど。






この幸せを守るために




みんなを守るために




この笑顔を守るために、





私は何をしたらいいんだろう。
どう立ち向かえばいいんだろう。






相手が私より強かったら、
私はみんなを守ることが出来ない。




相手より強くなれないのだとしたら、
私が相手に屈するしかない。









“みんなを守るために”







例え、私がどうなったとしても__

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るーあ - ガチめに泣きました…もう…一生読んでられます…最高です…(語彙力無) (2019年12月25日 20時) (レス) id: e490d5357b (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - Mahtaさん» そうですそうです!!!小説の力をお借りして下弦の参のみを復活させました〜!他の加減はもう居ないです……だがしかし。実は彼、下弦ではなく……。おっと、ネタバレになってしまうのでここら辺で!!(o´艸`) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - あれ台詞あってない気がする(今更) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - 下弦の参って原作ではあれっすよね?ほしさんが声当ててるあの人、、、「ダメだ、、、おしまいだ!心は読まれ、肯定しても否定しても○される」の人ですよね?けどあれですよね!小説の力d(( (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» なななななんですとおおぉ!!?嬉しいです!!!!更新だいぶ遅れてますね(´・ω・`)今週中には更新したいと思いますので!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月11日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月20日 23時

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