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「こちらです」
案内されたのは大きくて綺麗な4人部屋。
『広い……!』
これだったら4人で暴れても広々と使える!
「4人で暴れるってそれどういう状況」
『聞こえてた?』
「小さい声で呟いてたよ、怖い……」
あれ、善逸に怯えられた。
「さて、寝る位置はどうする?
Aは色んな意味で真ん中決定だな。」
『色んな意味……』
どういう意味だろうか。
「待て待て待て!!Aちゃんが真ん中!!?
お前ぜってぇやらしーこと考えてるだろ!?
俺のAちゃんなのにっ!!」
善逸がいつもの如く暴れ出す。
それに対して炭治郎はいつもの笑顔を絶やさずにこう言った。
「Aが端っこで寝てたとして、
それでもしもAに何かあったらどうするんだ?」
「ぐぬっ……」
言い淀んでる善逸も可愛い。
「俺はここだ!!!」
その声に振り向くと、早速布団を敷いている伊之助。
しかも4人分敷いていてくれて、伊之助の位置は端っこだった。
『伊之助布団敷いてくれたの!!?』
いつもなら絶対そんなことしない伊之助だから思わず嬉しくなって伊之助に飛びかかり、頭を全力で撫でた。
以外にサラサラふわふわ!!
「……な、」
そして動きが止まった伊之助
「ほっ」
『ほ?』
「ホワホワさせんな!!!」
『グホォァッッ』
▼腹に頭突きを食らった!
「ちょっ、何してんのあんたらァァァ!?」
駆け寄ってきた善逸が私を抱きかかえ、
そして思いっきり抱きしめてきた。
あ、いい匂い……
「こら、喧嘩はダメだぞ」
さすがお兄ちゃんの炭治郎はやっぱりこの中の誰よりも長男だった。
『わかった、お兄ちゃん』
「俺は禰豆子のお兄ちゃんだ」
「ちょっ、Aちゃんの “お兄ちゃん” とか萌える!えぇえっ、もう1回言って!?可愛すぎる!!」
とりあえず善逸は落ち着かせよう。
『じゃあ左から伊之助、炭治郎、私、善逸……って事でいいかな?』
「「決まりだ」」
いとも簡単に寝る位置が決まってしまった。
『善逸の寝顔楽しみだ〜』
「!?」
思わず口に出してしまっていたようだ。
……善逸の寝顔が可愛くて、
ついつい見てしまうのだ。
聞かれてしまったか、と善逸の表情を伺うと
「みみみみ見てたの……!?」
と、顔を真っ赤にして驚いていた。
え、やば、可愛いんですけど。
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るーあ - ガチめに泣きました…もう…一生読んでられます…最高です…(語彙力無) (2019年12月25日 20時) (レス) id: e490d5357b (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - Mahtaさん» そうですそうです!!!小説の力をお借りして下弦の参のみを復活させました〜!他の加減はもう居ないです……だがしかし。実は彼、下弦ではなく……。おっと、ネタバレになってしまうのでここら辺で!!(o´艸`) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - あれ台詞あってない気がする(今更) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - 下弦の参って原作ではあれっすよね?ほしさんが声当ててるあの人、、、「ダメだ、、、おしまいだ!心は読まれ、肯定しても否定しても○される」の人ですよね?けどあれですよね!小説の力d(( (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» なななななんですとおおぉ!!?嬉しいです!!!!更新だいぶ遅れてますね(´・ω・`)今週中には更新したいと思いますので!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月11日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月20日 23時