検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:284,770 hit

55 ページ6






「最近この辺りで人が襲われてるんだって」


「何でも朝には必ず死体が道端に転がってるとか」






嫌でも聞こえてくる噂。
この辺りはどうやら治安が悪いらしい。



…こんなの、絶対鬼の仕業だ。






「あ、ほらAちゃん、離れないで」


『おわっ』





腕を引っ張られ、善逸の肩に体がぶつかった。
そのときに香った善逸の香り。
緊張していた体が一瞬にして解れる感覚。






『善逸ってまるで私の薬だね』


「どういうこと!?」


『必要不可欠ってこと』


「ぁぁぁあ可愛いぃぃぃ結婚しよう!!?」




頭を抱えて悶え出した善逸




「……」


炭治郎と伊之助の冷たい視線が善逸に突き刺さってるよ。



「だからその目やめてくれる!!?」


「……」


「いやぁ!!!」





その時、ふと思った。


今は先程までに比べて隊士達の視線をあまり感じない。
辺りを見回してみると、隊士の数が減ったように思う。



私の鴉に空から見回りでもしてもらうかぁ。
…なんて思っていたとき。






「あのッ」





すぐ後ろから、とても透き通った綺麗な声がした。





「……え?」



振り向くと、そこには私たちと同い年程の
可愛らしい女の子が立っている。

……一般の子だった。



隊士かと思い警戒はしたけど、
一般の子なら……ね?






「どうしたんだ?」



炭治郎が優しい声で尋ねると
女の子が1歩、近づいてきた。


……もじもじしてて、可愛いな。
なんて思っていたら。




「あの、一目惚れしました!!
私とお付き合いして下さいっ……!!」



「「「!!?」」」





女の子が頭を下げて、右手を前に。







その右手の先には、


「おおおお俺!!?何で!?こんなのありえる!!?」








混乱している私の彼氏だった。

56→←54



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (342 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
947人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼滅 , 我妻善逸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るーあ - ガチめに泣きました…もう…一生読んでられます…最高です…(語彙力無) (2019年12月25日 20時) (レス) id: e490d5357b (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - Mahtaさん» そうですそうです!!!小説の力をお借りして下弦の参のみを復活させました〜!他の加減はもう居ないです……だがしかし。実は彼、下弦ではなく……。おっと、ネタバレになってしまうのでここら辺で!!(o´艸`) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - あれ台詞あってない気がする(今更) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - 下弦の参って原作ではあれっすよね?ほしさんが声当ててるあの人、、、「ダメだ、、、おしまいだ!心は読まれ、肯定しても否定しても○される」の人ですよね?けどあれですよね!小説の力d(( (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» なななななんですとおおぉ!!?嬉しいです!!!!更新だいぶ遅れてますね(´・ω・`)今週中には更新したいと思いますので!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月11日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おもち | 作成日時:2019年10月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。