【鬼滅の刃】報われたい 弐【我妻善逸】

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『……私、炭治郎たち4人の所に行かないと、』



「……いえ、ダメです。
貴方には是非、お館様にお会いして貰いたいなと。」



『！！！？』



「安心してください、4人もお呼びするので」






よかったぁ……4人も呼んでくれるって、


あれ、でも待って御館様？
あのお館様？



初めてお会いするんだけど、私の顔大丈夫かな？？
ブサイクじゃない？？





「ほら、準備して」




何やら注射を打たれたと思いきや、体がみるみる軽くなっていく。




「解毒剤です
これは先程調合したもので即効性がありますよ」



『おお……っ！！』





この時改めてしのぶさんは神だと思った。




「隊服はここに同じサイズのものを準備しておきました。
日輪刀は見当たらなかったのですが……」



『……旅館に置いてきたんだと思います』





どんな時でも刀は肌身離さず持っておいた方がいいのかもしれない。



ちょっとだけ部屋を離れて旅館の廊下を歩いていた時、上弦の弍に会うし

今回だって……





「……そうでしたか。
準備が完了したら、屋敷の外まで来てください」



『色々と、ありがとうございます……』



「……お互い、助け合いですから」






にこり、と優しく微笑むしのぶさん

本当に天使なんじゃないかと疑ってしまうくらい
その笑顔はとても綺麗だった。





私もこんな風に綺麗だったら
善逸にもっと見てもらえたのかなぁ？






……お館様……か。


どんな方なんだろう。






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