【鬼滅の刃】報われたい 弐【我妻善逸】

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「え、ちなみに相手は？」


『みんなのアイドル禰豆子ちゃん』


「禰豆子ちゃんんん！？」




善逸が顔をもっと赤くさせて暴れ出す。

その反応に、少し心臓の辺りがモヤモヤした。





「え、もしかしてそれは嫉妬？？
嫉妬してくれたの？？え、か、可愛い……」


『鼻息荒い……』




私に届くくらいの鼻息の荒さよ。





「あのさぁ、俺禰豆子ちゃん好きだよ？」


『え……』



「でも、それはAちゃんに向けるのとは違うから。」



『えっと……禰豆子ちゃんは愛してて、私は好きってことになるんだよね、』



「いやちげーよ？何言ってんの？？
俺がその……あ、愛してるのは……えーっと……
……Aちゃんであってその……」




最後の方の声が段々小さくなっていく。


え、何それ、何その反応。
か、かわ……






『可愛すぎる……』


「本当やだ！！それ言われるから言うの嫌だったの！！！恥ずかしくて！！！！
見られたくないしこんな顔！！！」





逆ギレされた…。

でも顔を真っ赤にして涙を浮かべて、
本当に可愛い。

そこらの野郎どもよりよっぽど可愛い。





「つまり！！！Aちゃんには悩んで欲しくないの！！今まで俺のせいで沢山傷付けてきて、尚更傷付けるようなマネはしたくない、もうAちゃんの悲しい顔は見たくない。」



『あ……え、』





善逸が急に真剣な顔になる。


さっきまで可愛かったのに、次は急にかっこいいとか。
私を殺しにきてる。これは。






「大丈夫、何があっても守るよ」



『……うん、ありがとう。
いつも、本当にありがとう。

私も守るよ。』






そんな善逸を失くしたくない。
傷付けたくない。

誰かの悪意に触れさせはしない、私が守る。





『……か、』


「か……？」


『可愛いなぁ！！！？』


「！！？」





そして私の我慢も限界が来て爆発した。




そのあとは善逸を撫でまくった。

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