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「…Aの気持ちを…ッ」



「考えろ、でしょ?ハイハイ
それ、君にそのまま返すよ」





ギリッと音が聞こえるくらい、歯を噛み締めている善逸。





「この子は僕が貰うから。」



『ぜんい、』



「君は喋らないで。

……じゃーね、善逸君。」



「なッ、待っ……Aちゃん…ッ!!」





信次郎さんは私を強く抱きしめるとそのまま高く飛び、屋敷から飛び出した。








待って、これで最後なの?









あんな別れ方が最後だったの?






最低だ






何もかも






私も








「今日から君は僕のものだよ」






頭上から声が降ってくる




その言葉に返事なんかしない。
してやらない。





「街に行こうか」






『……、』



急に街へ?なんて思ったけど、もうどうでもいい。









___善逸が居ないのなら、もうどうでもいい。








「…いつまで落ち込んでるの?
僕がいる時に他の男の事を考えたら殺すよ」



『…(殺す?)』





こいつ、本当に鬼殺隊かよ。
そんなのでよく入れたよね。






あーぁ、炭治郎にも伊之助にも挨拶したかったなぁ。

深琴には一発平手打ちを食らわせてやりたかった。


あと冨岡さんにもお礼言わないと……






「今は何考えてる?」


『特に何も考えてません』


「即答だね」





いけない、危うく殺されるところだった。
こいつ、やけに勘が鋭いな…




こんな生活に、毎日耐えられるのだろうか。







「…さ、行こう」







人が行き交う道に降ろされた私。




信次郎さんに手首を掴まれる。
……逃げないように、ってか?




逃げてもお前、どこまでも追いかけてきて捕まえるんでしょ、どうせ。





……なんて、半ば諦めかけていた時。








『…あれ?』



「どうしたの?」









向こうに、見覚えのある後ろ姿が。

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かっちゃん - 夢主ちゃん死なないよね!? (2019年10月20日 22時) (レス) id: 7eb86f363f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - こ、怖っ!言ってる事が!怖い!!こわ (2019年10月20日 21時) (レス) id: 797ba5ed2c (このIDを非表示/違反報告)
美夏 - せっかく、夢主ちゃん幸せになったのに…!これからどうなるの!?気になる…(ソワソワ) (2019年10月20日 21時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
ハルサ(プロフ) - 二人共幸せそうだからいいけど、信次郎と深琴が何か同盟みたいなの組みそうで怖い……。頼むから邪魔が入らないでくれぇ……!(入ってもいいけど最終的には幸せになってェ……!!) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 970ab90d10 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» よかった!もう邪魔が入りませんように(;▽;) (2019年10月20日 17時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月13日 4時

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