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『善逸!』
思い出すのはあの子の笑顔ばかり
俺の大好きな、温かい笑顔
『あ!ぜんい……』
「善逸さんっ!聞いてっ!」
ねぇ、
いつから、あの笑顔を見られなくなったんだっけ
『…あはは!』
俺が見たいのはそんな笑顔じゃない
そんな風にしちゃったのって
もしかして
「善逸さん!一緒に甘味処行きましょっ」
「深琴いい事言うね!!!
じゃあ早速、みんな誘って……」
「2人で!」
「えっ」
『…ッ』
俺のせい?
__冨岡義勇
Aちゃんがその人と仲が良いのは知ってた。
ただ、仲がいいだけだと思ってた。
いつも笑わない冷たいあの人が
1度だけ笑っているのを見たことがある
……Aちゃんと一緒に居る時だった。
あぁ、Aちゃんはあの人にとっても特別なんだな
…って、その目を見ればすぐに分かった。
だから俺は焦った。
俺は弱いし
情けない
おまけに冨岡義勇イケメンだし
強すぎるし
柱とか聞いてない、本当聞いてない
だから、Aちゃんが俺から離れていくんじゃないかっていつもハラハラしてた
“ 私見たんですよね!2人が抱き合ってる所! ”
俺の中で何かが崩れた。
深琴ちゃんの心音は平然としていて
それに対してAちゃんの心音はどんどん激しくなっていって…
「…Aちゃんの心臓の音、速いね……」
『善、逸……?』
Aちゃんの声が震えてる。
心音はどんどん大きくなる
「……ねぇ、そうだったの…?」
目を見つめると、
Aちゃんの心臓がドクンッと、
大きな音を立てた
あぁ、そうだったんだ…って思ったら
頭が痛くなって
Aちゃんの事が大好きだから
信じたくなかった。
部屋を出るときに見たAちゃんは
大きな瞳にたくさん涙を浮かべていて
今にも壊れてしまいそうだった
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かっちゃん - 夢主ちゃん死なないよね!? (2019年10月20日 22時) (レス) id: 7eb86f363f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - こ、怖っ!言ってる事が!怖い!!こわ (2019年10月20日 21時) (レス) id: 797ba5ed2c (このIDを非表示/違反報告)
美夏 - せっかく、夢主ちゃん幸せになったのに…!これからどうなるの!?気になる…(ソワソワ) (2019年10月20日 21時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
ハルサ(プロフ) - 二人共幸せそうだからいいけど、信次郎と深琴が何か同盟みたいなの組みそうで怖い……。頼むから邪魔が入らないでくれぇ……!(入ってもいいけど最終的には幸せになってェ……!!) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 970ab90d10 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» よかった!もう邪魔が入りませんように(;▽;) (2019年10月20日 17時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月13日 4時