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部屋が静まり返った。







…あぁ、また私のせいで空気が悪くなった。









『…ごめん、本当にもう迷惑はかけないから…』



「……」




善逸は俯いたまま、なにも話さない。







「これから…1人で行動するってことか?」


炭治郎が眉尻を少し下げて尋ねてきた。





『うん…そうだよ。』




そう言うと、ジャリ、と音がした。


善逸が立ち上がって、こちらを見てる。
草履で湯飲みの破片を踏んでる。

危ないよ……って言おうとした時、







「いいんじゃない?そうしたいなら。」



……善逸が冷たい目で私を見る。
あんな目、初めて見た。




『…ッ』





ニヤリと笑った深琴と目が合った。




口パクで




「ば」



「か」





って















あぁもう、どうでもいいや


なんて、思ってしまった。









『…ごめん、』



何故か
口から零れたのはこんな言葉だった。






そばにいた伊之助が私に手を伸ばしたが、
触れられる前に、私は部屋を出た




「A!!」





後ろから私を呼ぶ炭治郎の声が聞こえたけど
構わずに走った。





行く宛てなんてどこにも無いけど


とにかく、ここじゃない場所へ。







『ゲホッ…』





全力疾走だったから、立ち止まった瞬間思わずむせて、涙も止まらずにしゃくり上げる。






こうなる事はだいたい予想出来てた。

予想出来てたのに、弱い私はまた泣いてしまう。



『…馬鹿だ、私』






しばらく動けず、誰もいない庭の隅っこで
ただひとりうずくまって泣くだけだった。


私は無力だ。



___本当、情けない。









「………え、何あの子。
僕のタイプなんだけど」









そんな馬鹿な私は



また変なやつに見つかったなんて
気付きもしなかった。

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かっちゃん - 夢主ちゃん死なないよね!? (2019年10月20日 22時) (レス) id: 7eb86f363f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - こ、怖っ!言ってる事が!怖い!!こわ (2019年10月20日 21時) (レス) id: 797ba5ed2c (このIDを非表示/違反報告)
美夏 - せっかく、夢主ちゃん幸せになったのに…!これからどうなるの!?気になる…(ソワソワ) (2019年10月20日 21時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
ハルサ(プロフ) - 二人共幸せそうだからいいけど、信次郎と深琴が何か同盟みたいなの組みそうで怖い……。頼むから邪魔が入らないでくれぇ……!(入ってもいいけど最終的には幸せになってェ……!!) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 970ab90d10 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» よかった!もう邪魔が入りませんように(;▽;) (2019年10月20日 17時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月13日 4時

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