相棒 ページ20
あの人達の最期の言葉が、鮮明に頭の中で再生される。
まるで今ここで言ってるように
笑顔でいて_______________
今ここで泣いても、あの人達は戻ってこない。
あの時何も出来なかった私はせめて最期に望んだことを守り通さなきゃ。
この子達を幸せにするためにも。
泣いちゃダメ。笑顔でいなくちゃ。
コンコン
少し小さなノック音が聞こえた
貴「はーい、入ってー」
短く答えると
黒尾「あのー」
っと、ひょっこり扉から顔を出した黒尾君が居た。
貴「どうぞ、入って？」
黒尾「どこまで入っていいんですか？」
貴「？別に好きな所まで入っていいよ？」
黒尾「ほんとに？」
貴「うん！あ、でも、クローゼットとかの中はやめて欲しいな入ってるの忘れて開けたら心臓に悪いから(^^;」
黒尾「はい！(ﾆｺｯ)」
貴「あ！」
黒尾「!?」
貴「初めて笑ってくれたね！あと、喋りにくかったら敬語いらないよ！」
黒尾「うん。」
貴「あ、用があってきたんじゃないの？」
黒尾「うん。研磨は大丈夫か？」
貴「うん。大丈夫だよ！もう大分落ち着いてきたみたいだし、」
黒尾「そうか、良かった･･･」
黒尾くんはほっとした表情を顔に浮かべた。
よっぽど心配だったんだね。
研磨くんと黒尾くんはほんとに仲がいいみたい。
いや、仲がいいって言うよりかは、お互いを信頼していて、心から繋がる相棒みたいな感じかな。
黒尾「俺と研磨はずっと一緒だったんだ。俺は研磨が居たからここに立っていられる様なもんだ。俺が辛い時はいつも研磨が居た。でも、俺は何も出来てねえ...!!」
悔しそうに黒尾くんは顔を歪めた。
分かるよその気持ち。
貴「分かるよその気持ち。」
黒尾「分かるわけねえ!!お前は恵まれてんじゃねぇか!俺らの気持ちなんてわかるわけないだろ!!」
貴「私は目の前で大事な人達を殺された｡その時の私はただただ、隠れてその様子を見ることしか出来なかったから。
〜黒尾side〜
貴「私は目の前で大事な人達を殺された｡その時の私はただただ、隠れてその様子を見ることしか出来なかったから」
Aさんはとても悲しそうな顔をした
黒尾「っ..!!」
なんで、何でこいつが悲しそうな顔をするんだ！
俺の方が苦しくて悲しいはずなのに...
一瞬で空気が重たくなった。
最初に沈黙を破ったのはAさんだった
貴「私の過去、長くなっても良いんだったら聞かせてあげる。」
黒尾 (ｺｸﾘ)
俺は黙って首を立てに振った。
貴「私は______________」
ラッキーキャラ
作並 浩輔
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ミカン飴(プロフ) - lilyさん» ありがとうございます!!これからも、楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2016年10月7日 2時) (
レス) id: 99536c09e3 (このIDを非表示/違反報告)
lily - すごい面白いです！！続き、すごく気になります！！頑張ってください！！応援してます！ (2016年10月7日 2時) (レス) id: f6717c82fd (このIDを非表示/違反報告)
柑橘類(プロフ) - ミカン飴さん» えっと。。修正しました？しばらくたっていますが闇オークションなどが修正されていませんよね？まだでしたらなるべく早めにお願い致します (2016年8月5日 8時) (レス) id: bcabe2a7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン飴(プロフ) - 蜜柑色さん» そう言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！p(*＾-＾*)q (2016年7月17日 10時) (レス) id: 99536c09e3 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑色(プロフ) - とても面白いです(≧▽≦)続きが気になる終わりかですね！更新待ってます、頑張って下さい！！ (2016年7月16日 22時) (レス) id: 02fa33c043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカン飴 | 作成日時：2016年4月27日 21時
