【募集企画】言葉の幸ふ国

【世界観】 ページ1

昔々の、そのまた昔の話。
日本が大和の国と呼ばれていた頃よりも、ずっとずっと昔のお話。
日本は『言霊の幸ふ国』と繋がっていた。
繋がっていたと言うよりも、境界線があやふやだったと言う方が正しいかもしれない。
『言霊の幸ふ国』に住む怪異たちは頻繁に日本に通い、日本に住む人間たちは怪異に恐れをなしながらも上手く共存していた。
しかし、ある出来事がきっかけで日本と『言霊の幸ふ国』との境界線ははっきりとしてしまい、ふたつの世界がくっきり別れてしまった。
それからというもの、日本に住む人間達は『言霊の幸ふ国』のことをすっかり忘れてしまったのだ。

時は流れ江戸。
江戸では数多くの妖怪たちが信じられ、その姿を見たと言うものも数多く居た。
そう、再び日本と『言霊の幸ふ国』の境界線が溶け、怪異たちと人間たちは知らず知らずにうちに共存していたのだ。
しかしまた、明治、大正、昭和、平成と時を重ねる毎に境界線は濃くなっていった。

そして時は令和。
境界線が濃くなるどころか、『言霊の幸ふ国』は消えようとしていた。
これは、『言霊の幸ふ国』が消えないよう令和を生きる少年少女たちが奮闘する和風ファンタジー企画である。

【用語解説】→

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