転生したら苺の娘

9話 ページ10

〜その日の夜〜

来てしまった。ついに来てしまった。

推しの家に。

やべぇ…完全なるストーカーになってしまった…
滴さんをるぅとくんと一緒に(?)家まで送ってそのままるぅとくんの事も送ったら着いてしまった…当たり前か…
「ただいまー」ｶﾞﾁｬ
一人暮らしなのにただいまーて言うのかわいいな。
そしたらるぅさん台所へ。
え、てことは、てことは、
やっぱり料理したぁぁぁぁ!!
なんか炒めてるーーーーー!!尊すぎーーーー!!
あー、死んでよかったかもしれない(さすがに不謹慎だからやめろby恋都璃

野菜炒めをお皿に盛って机に持っていく。
ただそれだけの動作が尊すぎる。
るんるんるぅとくんやぁ…かわいぃ…
あ、さらっと侵入してる事には触れないでね。
食べ終わって片づけたあと、編集を始めた。
…ん、待って。
これ編集じゃない。MIXだ。
てことは…
近々、新曲かオリ曲出る!?
まじかー…ききたいー…
なんとか聴く方法はないのかと考えながら浮いてたら、ふいにるぅとくんが振り返った。
ばちっ、と目が合う。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
え、まさか見えてた？やばくね？終わったくね？
ﾌﾟｼｭｰｯ
何を血迷ったか、なぜか殺虫剤をぶちまかれた。
と、とりま、撤収ーーっ!!

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、怖かったぁ…」
可愛すぎんだろby恋都璃

10話→←8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す