転生したら苺の娘

5話 ページ6

「ていうかなぁ、さっきのは全員(・・)に言ったからな。るぅとも、そんなに落ち込むんやない。きっと、また元気になって来てくれる。」
「ジェルくん、それフラグ」
「は？」
ころちゃんがスマホの画面をジェルくんに向ける。
「これ、みずぴんく。ちゃんのTwitterアカウント？」
「うん、」
「どれどれ…っ!」

　 Twitter文面
ライブが終わってすぐに申し訳ございません。
本日9時頃に起きた通り魔事件ですが、
みるさんが被害に遭いました。
そして10時頃、

みるさんが亡くなりました。

出血多量だそうです。
本当に悲しいですが、みるさんのご冥福を心よりお祈りします。


「まじか…」
「はっ、ははは、ははははは…あーあ、もう、どーでもいいや、あははっ、」
感情が壊れたように笑う。
涙をボロボロ零しているのを見ると、まだ完全に壊れていないらしい。それが余計に苦しかった。
「るぅちゃん…」
莉犬くんの頭が再びるぅとくんの肩に埋められた。
時刻は、とっくに24時をまわっている。
建物の中には、無機質な笑い声だけが響いていた。

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